eBayへの出品方法|初心者向けに手数料やプランなどを解説

Hikaru Osaka

eBayは、eコマースで輸出・輸入販売を考えている事業主であれば、一度は耳にしたことがあるかもしれません。日本では、eBayグループのQoo10という通販サイトも展開しています。

本記事では、そんなeBayの特徴や出品方法、メリットなどを、初心者でも分かるよう解説していきます。

また越境EC(国外への販売)を考えている人のためにWise(ワイズ)についても紹介しています。

Wiseは、オンラインでの海外送金や資金の受け取りができるプラットフォームです。WiseアカウントをPayoneerを経由したeBayからの送金先に設定することで、各マーケットプレイス(国)から現地通貨での支払いを受け取り、お得な為替レートと手数料で利用したい通貨に両替することができます。eBayでの収益の受け取り先としてぜひWiseアカウントも検討してみてください。

WiseアカウントとPayoneerからの資金の引き出しについては記事の最後で詳しく説明しているので、ぜひ確認してみてください。

Wise(ワイズ)について知りたい 💡

目次 🔖
※本記事の情報は2025年9月9日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見、最新の情報が必要とされる場合、サービスの提供元やその他の専門家にお問い合わせください。

eBay(イーベイ)とは?

eBay(イーベイ)とは?

eBayは、世界最大規模のeコマースプラットフォームです¹。

対応国:世界190ヶ国以上
出品数:約20億点
総取引額(2024年度):約750億米ドル

元々はオークションサイトとして誕生し、壊れたレーザーポインターの取引から今の形になりました。現在はオークション形式だけでなく、固定価格での販売もできます。

欧米を中心にグローバルに販売ができ、越境ECを試みる日本の企業や個人事業主だけでなく、副業や小規模ビジネスとして始める個人出品者も増えています。

日本で販売する際にはアメリカのeBayを通じて、購入してもらうこととなります。そのため、日本国内で販売する場合はeBay傘下にあるQoo10プラットフォームを使用するのがお勧めです。


eBayで商品を出品するメリット・デメリット

eBayは越境ECで多くの国にリーチできるのが特徴です。一方で、管理することが多くなるのもデメリットです。以下では、メリット・デメリット双方について解説します。

eBayで商品を出品するメリット¹

eBayで商品を出品するメリットは、初心者でも越境ECが行いやすい点です。各国に自分の商品を簡単に販売できるシステムから、作品を販売したい個人や法人などから注目を集めています。

メリット:

  • 最大190ヶ国へ一括出品できる:市場を一気に拡大できます
  • eBay独自のプログラムを用意:各国でのトラブル時の対策や支援プログラムも用意しています
  • 日本独自のサポートプログラムがある:初の越境ECでも日本語でサポートを受けられます
  • 出品時に使えるツールを利用できる:商品詳細の翻訳やデータ作成、配送ラベルの準備などを効率的に進めるツールを用意しています

eBayで商品を出品するデメリット

eBayは日本に特化したサービスではないため、不慣れな点も多くあります。以下はeBayで出品する際のデメリットです。

デメリット:

  • 190ヶ国への販売はeBay.comから¹:eBay.comはアメリカのオークションサイトであり、アメリカを中心とした作業になっています。そのため輸出や通貨、在庫の管理などにおいて一手間必要です
  • 英語での対応が必要:利用は英語ですが、日本語でのサポートや翻訳機能はあります
  • 出品制限がある:eBayでは、新規登録者に対して最大出品数と最大商品販売額が設けられています
  • 手数料を支払う必要がある:出品から購入までの間にかかる手数料が4種類あります²
関連ページ 💡 英語での納品書の書き方を解説!:テンプレートやメールでの送り方まで

eBayは日本語でも使える³?

eBayは日本語でも使える³?

ウェブサイトは英語ですが、eBayのアプリは日本語で利用できるようになりました。ウェブサイトのみを使用するユーザーでも、日本語サポートや解説が充実しているだけではなく、既にeBayを使用している日本人ユーザーの解説動画や記事がたくさんあります。


eBayで利用できる出品形式⁴

eBayでは商品ごとに出品形式を変更することができ、オークション形式(auction-style listings)固定価格方式(fixed price listings) の2つの出品方法から選べます。

それぞれの特徴は以下のとおりです:

オークション形式固定価格方式
概要出品商品に対し、最も高い価格をつけた購入者に商品を販売する形式出品者が販売価格を決めて、出品する形式
向いている商品需要の高い商品、希少価値のある商品一般的な商品(DVDやCDなど)
出品期間1日、3日、5日、7日、10日のいずれかから選ぶことができる30日間
(2025年9月9日時点の情報を参照)

またオークションにおける商品購入の決定を早めたい、もしくは入札単価が跳ね上がることを避けたい場合、双方のいいところ取りをした方式を取れます。

それは希望入札金額で購入希望者がいた場合、オークションを早めに終了できる形式です。その場合、オークション形式を選択してから、オプションとして選べます。


eBayで出品するのに必要な手数料

eBayを出品する際に注意が必要なのは4つの手数料です。これらの手数料は加入しているプランによってボリュームが変わります。また4つの手数料のほかにもコストはあります。

以下ではeBayで販売する際の費用について解説しましょう。

eBayでの出品にかかる4つの手数料²

eBayでは、出品手数料落札手数料海外決済手数料の3つに加え、ストアへ加入するとストア手数料がかかります。ストアプランには6つのプランがあり、各プランによって各手数料が変わります。

以下では3つのプランを比較しました:

ストアなしプランスターターストアプランエンタープライズストアプラン
プラン内容最も安価2番目に安価最も割高なプラン
月額ストア費用

(年間契約)

0米ドル4.95米ドル2,999.95米ドル
無料出品枠

(Fixed Price)

250点250点10万点
出品手数料

(無料出品枠超)

1品につき0.35米ドル1品につき0.30米ドル1品につき0.05米ドル
落札手数料

(主なカテゴリ)

13.25%~15% + 1取引につき0.40米ドル(左と同じ)(左と同じ)
海外決済手数料1.35%(日本に住所を登録している場合)

先々月の総売り上げ金額により、ディスカウントあり

(左と同じ)(左と同じ)
(2025年9月18日時点の情報を参照)

他には特定のカテゴリーと不動産に関しては、少し異なる手数料が課されます。

次のカテゴリーはクラシファイド・アド形式で出品手数料9.95米ドルで30日間出品できる商品です。落札手数料はかかりません。

特定のカテゴリー⁵:

カテゴリー(日本語名)カテゴリー(英語名)
ビジネス・産業Business & Industrial
建築資材・用品 > モジュラー建築・プレハブ建築Building Materials & Supplies > Modular & Pre-Fabricated Buildings
オフィス > 展示会用ディスプレイOffice > Trade Show Displays
ウェブサイト・事業の売買Websites & Businesses for Sale
専門サービスSpecialty Services
旅行(宿泊、旅行かばん、ヴィンテージ旅行かばん&旅行アクセサリーを除く)Travel (excluding Lodging, Luggage, Vintage Luggage & Travel Accessories)
その他すべてEverything Else
eBayユーザーツールeBay User Tools
葬儀・墓地関連Funeral & Cemetery
情報商品Information Products
リワードポイント・インセンティブプログラムReward Points and Incentives Programs
(2025年9月9日時点の情報を参照)

不動産を出品する場合の手数料や詳細はeBay公式サイトでご確認ください。

eBayでの出品でかかる他のコスト

eコマースの注意点としては隠れコストがある点です。eBayでかかる基本的な金額は以上で4つの手数料ですが、見落としそうになる手数料もいくつかあります。

以下はeBay内でかかるほかの費用です。

eBayでかかるその他コスト⁵:

その他コストコストとその内容
追加落札手数料対象商品の5~6%

eBayで購入者と連絡先を共有する、パフォーマンス基準を満たしていない場合、もしくは評価がとても悪かった場合、売り上げ総額に基づいて支払う。

払い戻し手数料払い戻し1件につき20.00米ドル(税別)

出品者に責任がある払い戻しだと判明した場合に課される。

為替手数料3.0%(日本に住所を登録している場合)

各々の機能やオプションはアメリカドルでの請求であり、販売利益は各国の通貨によって通貨が変わってくる。アメリカドルでの支払い、もしくは日本円での受け取り時に課される。

(2025年9月9日時点の情報を参照)

また商品を製造、卸、販売、郵送するまでの間にもかかる手数料は幅広くあります。eコマースプラットフォームで共通してかかる手数料です。

手数料以外のコスト:

  • 梱包代 - 自身で商品を梱包する必要があります。段ボール箱や緩和材などが必要です。
  • 配送費 - eBayから提供する配送サービスから選択します。一部を購入者に負担してもらうことは可能ですが、意外とコストがかかります。
  • 倉庫保管費用 - 自宅で保管することは可能ですが、数が多い場合は自身で倉庫を探す必要があります。
  • 維持費用 - 冷蔵/ 保温、除湿/ 加湿など、適切な環境を維持する必要がある商品は別途費用がかかります。
  • テープやペンなどの文房具代 - 梱包するときに細々とした文房具を頻繁に使うようになります。

さらに越境ECでは以下のコストもかかってきます。

越境ECでかかるコスト:

  • 国際送料 - 日本国内の送料に加え、日本から特定の国、そしてその国の中での送料が別途かかります。
  • 税金 - 関税や輸入消費税などを支払う必要があります。最新の情報は各国当局・eBay公式サイトを確認しましょう。
  • 通関手数料 - 基本的に配送料の中に含まれています。
  • 配送代行サービス料 - 倉庫を各国で抱える場合、荷物を受け取り、バッキングして、各購入者に発送するサービスが必要です
  • ローカライズ費用 - 翻訳ツールはあるものの、商品をその国の言語に翻訳する必要が出てくるかもしれません。
  • 為替レート - eBayの為替手数料のほかに、為替レートの変動と送金手数料がかかります。国の経済状況や情勢によって日々レートが変わるだけではなく、使用する両替サービスによっても複数の手数料がかかります。

このように越境ECを行う際は、普段の売買では見えないようなコストが多いです。少しでも負担を減らしたい方はWiseの法人アカウントの使用がオススメです。40通貨以上に対応しているため、送金・決済における手数料をお得に利用できます。

Wiseで法人アカウントを開設する 🚀


eBayで出品する方法・アカウント作成方法から売り方

eBayで出品する方法・アカウント作成方法から売り方まで

eBayは趣味や副業で販売する個人の方でも出品できますが、今回は法人での開設方法について説明します。

eBayでのアカウント作成方法

eBay初心者の方は、まずアカウントを登録し、出品するところから始めましょう。

eBayで販売するには、出品者用のアカウントを作成してからeBayPayoneerを紐づけする必要があります。

初心者でも簡単にできる売り方の基本は以下のとおりです。

eBayのアカウントを作成する方法⁶ :

  1. eBayアカウントを作成する
  • ローマ字で本名を記載
  • 事業として出品する場合は「法人」を選択
  • 電話番号で認証する
  1. [Sell] > [List an item]で、商品を登録する
  2. Payoneerアカウントを作成し、銀行口座情報を記入
  3. eBayとPayoneerアカウントを連携する
  4. Payoneerに身分証明・事業証明のための書類を提出し、審査してもらう
  5. Payoneerの書類審査が完了すると、販売を開始できる

身分証明・事業証明には以下の書類が必要です。

  • 法人確認書類の写し
  • 法人所在地の確認書類
  • 個人情報(取引担当者)
  • 委任状の写し(実質的支配者 (UBO) ではない場合)
  • ID(身分証明書)の写し
  • 実質的支配者 (UBO) 全員の個人情報
  • 実質的支配者 (UBO) のID(身分証明書)の写し
  • 取締役・パートナーの個人情報(最大10名)

eBayでの出品方法⁷

eBayでの出品方法

eBayで商品を出品する手順は分かりやすく、商品ページへアクセスし、必要な情報を載せていけば完了します。

以下では大きく4つのステップに分けて説明します。

  1. 商品ページへアクセスする

公式ページの「My eBay」> 「Selling」をクリックし、「Activity」セクションの「List an Item」をクリックしてください。

それからカテゴリ名を検索し、カタログ製品として登録されているかを確認します。カタログにあれば、その商品を選びます。似ている商品がカタログになければ、「Continue without selecting a product(商品を選択せずに続ける)」をクリックします。

  1. 商品の基本情報を入力する

次に商品の情報を記載します。タイトル(Title)とカテゴリー(Category)は必須なので、記入しましょう。

もし色やサイズ違いの商品であれば、バリエーション(Variations)を選択し、各バリエーションの情報を含める必要があります。

情報を含めると同時に、各バリエーションの写真も挿入してください。eBayでは1商品につき、最大12枚の画像(500ピクセル以上)をアップロードできます。

ほかにも以下の情報を入力します:

  • コンディションの選択 - 未使用(New)、使用済み(Used)などを入力します
  • 画像を挿入(バリエーションを選択していない場合)
  • 商品情報の詳細 - 情報が充実していると、購入者に検索されやすくなります。色やオリジナル商品か否か、製造元の国などを入力します。
  • 商品説明の入力 - 商品について自由に記入します
  1. 販売の詳細情報を設定する

売り方をオークション形式(双方の組み合わせ含む)と固定価格方式から選び、それぞれの情報を入力していきます。

固定価格方式で入力する情報:

  • 形式(Format)-「Fixed price」を選択
  • 出品期間(Duration)- いつから出品するかを設定
  • 価格(Price) - 即決する価格を設定する
  • 数量(Quantity)- 商品の数を入力

オークション形式で入力する情報:

  • 形式(Format)-「Auction-style」を選択
  • 出品期間(Duration)- いつから出品するかを設定
  • 価格(Price) - 開始時の価格、即決する価格、最低落札価格を設定する。また価格交渉を受け入れるかも選択
  • 数量(Quantity)- 商品の数を入力

プライベート出品(Private Listing)募金(Makes a donation)売上税(Sales tax) は必須項目ではありません。

また配送の詳細には以下を入力します:

  • ビジネスポリシー(Business policies) - 支払いルール(Payment policy)、発送ルール(Shipping policy)、返品ルール(Return policy)を事前に作成し、選択する
  • 商品のサイズや重さ(Package weight & dimensions) - 配送の金額を把握するために入力
  • 発送元の国と地域(Item location) - どこから発送しているかを記入する

またeBayが提供するリスティング広告(Promoted listings)も別途利用できます。

  1. 最終確認をして出品する

商品の入力を終えると、手数料が表示されます。情報が正しく、手数料も問題なければ、「List Item」で出品しましょう。

また「Preview」でプレビュー、「Save as draft」で下書き保存することが可能です。


日本国外にも出品できる?

はい、eBayは日本から別の国へと出品することもできます。

アメリカのeBayを通して、最大190ヶ国へ販売することが可能です¹。ただしこの場合、「海外配送」を有効にすることで、各国の購入者に商品が露出します。

そこでeBaymagを使用すると、特定の国、つまりは特定のターゲット層にアプローチしやすく、商品が発見されやすくなります。その結果、コンバージョンや利益拡大に繋がりやすいです。

eBaymagでは、以下の8ヶ国で出品できます⁸:

  • アメリカ
  • イギリス
  • ドイツ
  • イタリア
  • フランス
  • スペイン
  • オーストラリア
  • カナダ

各国にはそれぞれ異なる法律やポリシーがあるため、出品する前に情報を確認することが大切です。


eBayからの入金を受け取る方法・受け取りの流れ

eBayではManaged Payments(マネージド・ペイメンツ) を通じて入金を受け取れます。

Managed Paymentsがあることで、従来のようにPayPalアカウントへ直接入金されるのではなく、eBayが決済処理を一元化し、売り上げはPayoneerへ送金される仕組みです。

これにより購入者がPayPal以外の支払い方法を利用できるようになり、出品者も取引の情報が集約されて、管理しやすくなります。

eBayからの入金を受け取るには、電子決済サービス、Payoneer(ぺイオニア)とManaged Paymentsに登録する必要があります。受け取った金額は、Payoneerを通じて銀行口座へと入金されます。

1. Payoneerを開設する⁹

Payoneerをもっていない場合は、以下の情報を入力する必要があります。

Payoneerを開設する方法:

  1. Payoneerで名前や住所、銀行口座情報など、いくつか情報を入力する
  2. 本人確認および法人確認情報を入力する
  3. (法人の場合)履歴事項全部証明書も添付

既にアカウントがある場合は、追加情報の提出のみ求められます。

2. Managed Paymentsに登録する方法¹⁰

Managed Paymentsへと登録するには、以下の本人確認書類が必要です。

登録するのに必要な書類:

  • 登記情報
  • ビジネスの名前および住所
  • Payoneerアカウント
  • 使用する銀行口座情報
  • クレジットカード情報

銀行口座は入金を受け取るため、クレジットカード情報は返金や異議申し立てに関する手数料・費用を支払う際に必要な情報です。

3.入金を受け取る¹⁰ ¹¹

入金は出品者が選択したスケジュールで入金されます。毎日、都度、毎週と選べ、スケジュールに応じて、平日(月曜から金曜)に入金されます。

入金を受け取る方法:

  1. 購入者から支払いを受ける
  2. eBayに入金され、「Processing(処理中)」から「Available(利用可能)」へとなる。約1、2営業日かかる
  3. Payoneerに紐づけている銀行口座に入金される

銀行口座へと入金される通貨はいずれも米ドル(USD)です。売上がほかの通貨の場合、基準レートに3%の為替手数料が加わったレートで米ドルへと換算されます²。

そのため、Payoneerから受け取った米ドルを日本国内の銀行に送金する場合、銀行側の送金・事務手数料も加わり、さらにコストがかかってしまうことがあります。その点、Wiseビジネスの米ドル口座を使用すれば、米ドルをそのまま受け取れるだけではなく、日本円を含む24通貨にアカウント内で交換できるため、コストの節約にもつながります。

関連ページ 💡 法人カードの作り方・申し込み方法を徹底解説

eBayでの出品で押さえておきたいポイント

eBayで出品する際には、コスト管理や売り方を理解することで、よりスムーズに販売が行えます。

出品で押さえておきたいポイント:

  • 売れる商品の分析 - eBayでは公式のツール、Terapeakを使用して販売件数や平均落札価格、季節性などを確認できます。終了した出品も見れるため、売れた、もしくは売れなかった商品のトレンドも確認することが可能です。
  • 商品が販売できるかを事前に確認する - 商品が法律に触れるかを事前にeBay公式サイトや国公式の輸出入サイトで確認するのが大切です。
  • 広告やSNS、キーワード選定など集客を考える - eBay内の有料広告や一定期間の割引などの使用だけではなく、キーワードの正しい選定や広告やSNSなどで認知を広げることも重要です。
  • 配送費を把握する - 越境ECでは重さや大きさによって配送費が大きく変わってきます。商品を仕入れる・製造する前に配送費の合計額を算出することをおすすめします。
  • フィードバック管理を行う - フィードバック(評価)はユーザーが商品購入を決める大きな指標になります。届いたコメントには反応し、ユーザーの意見に耳を傾けながら改善していくのが大切です。

お得なレートや手数料での送金の受け取りに:Wise(ワイズ)

お得なレートや手数料での送金の受け取りに:Wise(ワイズ)

eBayで出品した際、Payoneerを通じてWiseの米ドル口座に入金することができます。

また仲値(ミッドレート)といい、eBayでは3%かかる上乗せコストがない基準レートで両替します。そのため日本円に交換するときもお得なレートで受け取ることが可能です。

PayoneerからWiseへ送金する方法¹²

上記でも紹介しましたが、eBayではPayoneerを通して、資金を受け取ることができます。以下では「WiseでPayoneerからの送金を受けっとて、為替手数料のコストを節約してみたい!」と思われている方のために、PayoneerにWiseを登録し、資金を引き出す方法をご紹介します。

PayoneerのアカウントからWiseへ送金するには、Wiseの通貨アカウント情報をPayoneerに追加して出金手続きを行います。WiseのアカウントをPayoneerに追加する方法は後で説明しますが、まずはペイオニアからの出金手順を見ていきましょう。

  1. Payoneerのアプリにログインします。
  2. 引き出し」から「銀行口座宛」を選択します。
  3. 出金元の通貨またはカード残高を選択します。
  4. 出金先の口座として登録しているWiseを選択します。
  5. 出金したい金額を入力します (*1)。
  6. 必要に応じて出金の内容を記載します。記載した内容はPayoneerアカウントの取引ページに表示されます。
  7. 確認する」をクリックして詳細をチェック、「出金」をクリックします。
(*1) Payoneerでは出金額を入力した際に自動的に入金額が計算されるようになっています。 この場合、入金額に対して手数料がかかります。

アカウントで二段階認証が設定されている場合、暗証番号(コード)による本人確認が求められることがあります。出金完了後、確認メールも届きます。

また、保有通貨の両替が伴う出金をする場合、「出金」をクリックした後、為替レートが変更された旨のメッセージが表示される場合があルようです。こちらの情報を確認した上で再度、出金依頼を送信することも可能です。

WiseアカウントをPayoneerに追加する方法

Wise法人アカウント(Wise Business)では、米ドルや英ポンドなどでの支払いを受け取るための現地口座情報とSWIFT口座情報を提供しています。アプリまたはデスクトップでWiseアカウントにログインし、出金したい通貨残高をタップすると、必要な口座情報が表示されます。

Wiseの口座情報が手元にあれば、以下の手順でWiseをPayoneerに追加できます。

  1. Payoneerにログインします。
  2. メインメニューから「管理」を選択します。
  3. お客様の銀行口座」を選択します。
  4. 追加したい銀行口座の種類を選択します(出金用の新しい口座を追加する場合、「お客様の銀行口座」からWiseの口座を追加できます)。
  5. 銀行口座を追加」を選択します。
  6. 画面の指示に従ってWiseの通貨口座情報を入力します(情報はWiseアカウント内の通貨を選択し、残高の下に表示されている口座情報をタップすることで確認できます)(*2)(*3)。
(*2) 口座情報を入力する場合、「個人用」または「法人用」に関わらず、口座名義人の名前は、Payoneerアカウントの名前と一致する必要があるので、気をつけて入力するようにしましょう。 (*3) 送金先銀行口座の追加時には、正確な連絡先情報の入力が必要です。情報に誤りがあると、Payoneerでの口座承認に遅延が生じる可能性があります。

通常、Wiseで所有している口座がPayoneerアカウントに追加され、出金可能になるまでには最大3営業日ほどかかります。口座が承認されたことを知らせる確認メールが届くので、ご確認するようにしましょう。

承認された後は、いつでもeBayから受け取った資金をPayoneerアカウントを通してWiseアカウントに送金することが可能になります。

なお、Wise法人アカウントには以下のような特徴もあるので、アカウントを開設するかどうかの判断への参考にしてみてください。

【Wise法人アカウントの特徴】

  • グローバルな法人アカウント:個人アカウントの機能に加え、給与や請求書管理などグローバルなビジネスに便利な機能を搭載したアカウントです。
  • 無料でアカウント開設:アカウントは無料で開設でき、月額料金や維持費もかかりません(※)。
  • 低コストな海外送金:お得な為替レートと手数料で、一括で最大1000件まで送金することができます。
  • 8種類以上の現地口座情報:アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポールを含む8ヶ国以上の現地口座情報が取得可能。これにより、滞在国内での送金もよりお得に。
  • 経費用のデビットカード:メンバーごとにカードを発行して経費の支払いに利用することができます。
  • チームメンバーの管理:各従業員のアクセス管理が可能です。
  • 高額送金も可能:一度に100万円超の送金ができ、最大1億5000万円まで送金可能です(別途書類をお願いする場合があります)。
  • 日本国内の資金移動業者として登録・認可:Wiseは第一種・第二種資金移動業者として関東財務局から登録・認可を受けているので、法人でも安心してご利用いただけます。
  • 日本語スタッフによるカスタマーサポート:質問や問題がある場合は、カスタマーサポートスタッフに日本語で相談できます。
※現地口座情報を含むアカウントのアップグレードには3000円の手数料 (1回限り)がかかります。

また、Wise法人口座は eBayだけではなく、Amazonやetsyなどのeコマースプラットフォームでの販売を行っている場合も、入金や取引を一元化するのにも役立つので、ぜひご利用を検討してみてください。

Wiseで法人アカウントを開設する 🚀


まとめ

eBayは越境ECに力を入れたい個人や法人にオススメのeコマースプラットフォームです。一方でPayoneerを通るさいには、通貨がすべて米ドルになってしまうため、さまざまな手数料を事前に把握しておくことは大切です。

ぜひWise(ワイズ)の法人アカウントを利用して、eBayでの出品・販売をもっとスムーズ&お得に楽しみましょう。

おすすめのページ 🌸 Wise法人アカウントと個人アカウントの違い?Wiseアカウントの選び方

他のプラットフォームを利用した出品も検討中の方へ(関連記事):

※本記事の情報は2025年9月9日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見、最新の情報が必要とされる場合、サービスの提供元やその他の専門家にお問い合わせください。

ソース

  1. eBay|eBayについて|イーベイ・ジャパン公式
  2. eBay|料金について
  3. eBay|プレスリリース
  4. eBay|出品方法
  5. eBay|各種手数料について
  6. eBay|【越境ECを始める】eBayセラーアカウント登録ガイド|イーベイ・ジャパン公式
  7. eBay|1点ずつ出品する
  8. eBay|セラー向け公式ツール eBaymag
  9. Payoneer|eBayの収益を受け取る - Payoneerで出金する
  10. eBay|Managed Payments
  11. eBay|【概要ウェビナー】Managed Payments(eBayペイメントサービス)
  12. 銀行口座への引出しサービス - よくある質問(Payoneer support center)

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。

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Hikaru Osaka
2025年11月15日 19分で読めます

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