PayoneerからWiseに送金をする方法

Hikaru Osaka

Payoneer(ペイオニア) は、海外のマーケットプレイスや国際商取引で得た売上金の外貨受け取りをオンラインでできる便利なサービスです。

しかし、Payoneerで受け取った外貨を日本の銀行口座から日本円で出金したい場合、取引額の最大3%の為替手数料がかかってしまうことも。

そんな時に役立つのがWise法人アカウントでの送金の引き出しです。

Wiseでは米ドル(USD)ユーロ(EUR)シンガポールドル(SGD)など、8種類以上の現地通貨口座を取得することができ、対応する現地通貨口座でPayoneerから外貨を出金することで、取引時にかかる手数料を低く抑えることができます。

外貨をWiseで受け取った後は、Wiseアカウント内で低い手数料で日本円に両替することも、今後の外貨での支払いのために所有することも可能です。

PayoneerからWiseへ送金するには、まずアカウントにWiseの口座情報を追加し、オンラインアカウントまたはアプリ内で送金手続きを行う必要があります。

Wiseの口座情報を追加した後は、Payoneerが提供する通貨からWiseの通貨口座へ、いつでもお得に資金を送金することができるようになります。

この記事では、PayoneerからWiseに送金するメリットやWiseアカウントをPayoneerに追加する方法やWiseへの送金について詳しく説明しています。

Wiseの法人アカウントについて 💡

目次 🔖

※本記事の情報は2025年10月7日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確または、最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、ご利用のサービスプロバイダーやその他の専門家にお問い合わせください。

PayoneerからWiseへ送金するメリット

Wise image

企業や個人がPayoneerからWiseへ送金することにはさまざまなメリットがあります。

例えば、顧客からのビジネス決済にPayoneerを利用しつつも、手数料の低い海外送金のためにWiseを併用しているケースです。Wiseの法人アカウントは、0.65%からの両替や海外送金に対応しており、Payoneerを利用するよりも安くなる場合があります。Payoneerの送金手数料は状況によって異なりますが、支払額の最大3% にもなることがあります。¹

他にも海外マーケットプレイスで得た資金をPayoneerから引き出したい場合に、銀行口座への出金を選択することもあるでしょう。しかし、eBayなどのマーケットプレイスによっては、英ポンドやユーロなど他の通貨で収入を得た場合でも、Payoneerには米ドルのみで入金されるというケースもあるため、基準レートに3%の為替手数料が加わったレートで米ドルへと換算されます。²

そのため、Payoneerで米ドルを受け取った後に日本国内の銀行に送金する場合、銀行側の送金・事務手数料も加わり、さらにコストがかかってしまうことがあります。その点、Wiseビジネスの米ドル(USD)口座を使用することで、Payoneerから米ドルをそのまま受け取れるだけではなく、日本円を含む24通貨にアカウント内で交換できるため、コストの節約にもつながります。

また、Payoneerで受け取った資金を海外での支払いに使いたい場合、後からWiseの法人デビットカードで利用するためにWiseへ送金するというケースもあるでしょう。Wiseは40種類以上の通貨の保有と両替に対応しており、150以上の国でミッドマーケットレートと低手数料で利用できる法人デビットカードも提供しています。

さらに、Payoneerから、例えばサプライヤーや請負業者など、他者のWiseアカウントに支払いを送る必要がある場合も考えられます。Wiseは140か国以上への海外送金に対応しており、迅速、あるいは即時に着金することもあります。また、多数の人へ一度に支払うための「一括支払い」ソリューションも備えています。

どのような場合でも、PayoneerからWiseへの引き出しや送金はそれほど難しくありません。

以下で、PayoneerからWiseへ送金する方法やWiseアカウントをPayoneerに追加する方法について詳しく見ていきましょう。

関連ページ 💡 eBayへの出品方法|初心者向けに手数料やプランなどを解説

PayoneerからWiseへ送金する方法³

Wise image

PayoneerアカウントからWiseへ資金を送るには、Wiseの通貨アカウント情報をPayoneerに追加して、出金手続きを行います。後ほどWiseアカウントをPayoneerに追加する方法について詳しく説明しますが、まずはPayoneerからの出金手続きの流れを見ていきましょう。

  1. Payoneerのアプリにログインします。
  2. 「引き出し」から「銀行口座宛」を選択します。
  3. 出金元の通貨またはカード残高を選択します。
  4. 出金先の口座として登録しているWiseを選択します。
  5. 出金したい金額を入力します。(*1)
  6. 必要に応じて出金の内容を記載します。記載した内容はPayoneerアカウントの取引ページに表示されます。
  7. 「確認する」をクリックして詳細をチェック、「出金」をクリックします。
(*1) Payoneerでは出金額を入力した際に自動的に入金額が計算されるようになっています。 この場合、入金金額に対して手数料がかかります。

アカウントで二段階認証が設定されている場合、暗証番号(コード)による本人確認が求められることがあります。出金完了後、確認メールも届きます。

また、保有通貨の両替が伴う出金をする場合、「出金」をクリックした後、為替レートが変更された旨のメッセージが表示される場合があルようです。こちらの情報を確認した上で再度、出金依頼を送信することも可能です。


WiseアカウントをPayoneerに追加する方法³

Wise image

Wise法人アカウント(Wise Business)では、米ドルや英ポンドなどでの支払いを受け取るための現地口座情報とSWIFT口座情報を提供しています。アプリまたはデスクトップでWiseアカウントにログインし、出金したい通貨残高をタップすると、必要な口座情報が表示されます。

Wiseの口座情報が手元にあれば、以下の手順でWiseをPayoneerに追加できます。

  1. Payoneerにログインします。
  2. メインメニューから「管理」を選択します。
  3. 「お客様の銀行口座」を選択します。
  4. 追加したい銀行口座の種類を選択します(出金用の新しい口座を追加する場合、「お客様の銀行口座」からWiseの口座を追加できます)。
  5. 「銀行口座を追加」を選択します。
  6. 画面の指示に従ってWiseの通貨口座情報を入力します(情報はWiseアカウント内の通貨を選択し、残高の下に表示されている口座情報をタップすることで確認できます)。(*2)(*3)
(*2) 口座情報を入力する場合、「個人用」または「法人用」に関わらず、口座名義人の名前は、Payoneerアカウントの名前と一致する必要があるので、気をつけて入力するようにしましょう。 (*3) 送金先銀行口座の追加時には、正確な連絡先情報の入力が必要です。情報に誤りがあると、Payoneerでの口座承認に遅延が生じる可能性があります。

通常、Wiseで所有している口座がPayoneerアカウントに追加され、出金可能になるまでには最大3営業日ほどかかります。口座が承認されたことを知らせる確認メールが届くので、ご確認するようにしましょう。

承認された後は、いつでも資金をPayoneerアカウントを通してWiseアカウントに送金することが可能になります。

なお、Wise法人アカウントには以下のような特徴もあるので、アカウントを開設するかどうかの判断への参考にしてみてください。

【Wise法人アカウントの特徴】

  • グローバルな法人アカウント:個人アカウントの機能に加え、給与や請求書管理などグローバルなビジネスに便利な機能を搭載したアカウントです。
  • 無料でアカウント開設:アカウントは無料で開設でき、月額料金や維持費もかかりません(※)。
  • 低コストな海外送金:お得な為替レートと手数料で、一括で最大1000件まで送金することができます。
  • 8種類以上の現地口座情報:アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポールを含む8ヶ国以上の現地口座情報が取得可能。これにより、滞在国内での送金もよりお得に。
  • 経費用のデビットカード:メンバーごとにカードを発行して経費の支払いに利用することができます。
  • チームメンバーの管理:各従業員のアクセス管理が可能です。
  • 高額送金も可能:一度に100万円超の送金ができ、最大1億5000万円まで送金可能です(別途書類をお願いする場合があります)。
  • 日本国内の資金移動業者として登録・認可:Wiseは第一種・第二種資金移動業者として関東財務局から登録・認可を受けているので、法人でも安心してご利用いただけます。
  • 日本語スタッフによるカスタマーサポート:質問や問題がある場合は、カスタマーサポートスタッフに日本語で相談できます。
※現地口座情報を含むアカウントのアップグレードには3000円の手数料 (1回限り)がかかります。

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PayoneerからWiseへの送金についてよくある質問

Payoneerからの最適な資金の引き出し方法は?

Payoneerからは、ご自身の名義の別のアカウント、または第三者の名義の銀行口座やPayoneerアカウントへ資金を引き出すことができます。ただし、手数料がかかる場合があります。特に、通貨残高と異なる通貨で引き出す際には両替手数料が発生することがあります。

手数料を抑えるには、両替を必要としない方法で資金を引き出すのが良いでしょう。例えば、日本から国内にある米ドル(USD)口座へ、米ドルで引き出すといった方法です。現地通貨以外の通貨で引き出す場合は、取引き金額に対して最大3%の出金手数料が課されます。

Payoneerの送金手数料はいくらですか?

Payoneerの送金や引き出しにかかる手数料は、関連する通貨や送金額によって異なります。最大で送金額の3%かかる場合がありますが、多くの場合はそれよりも安くなります。例えば、米ドルから他の米ドルの口座へ送金する場合、1回あたり1.50ドルの固定手数料がかかります。

Payoneerの送金にはどのくらい時間がかかりますか?

Payoneerでの送金にかかる正確な時間は、送金や引き出しの詳細によって異なります。ただし、ほとんどの送金は受取人の銀行口座に1〜2営業日以内に届きます。

Payoneerのデメリットは何ですか?

Payoneerは、国内外の顧客から支払いを受け取る方法など、便利なアカウントサービスを提供しています。しかし、12ヶ月以内に2,000米ドル(または同等額)の支払いを受け取っていない場合の年間アカウント手数料⁴や、0.5%の両替手数料など、手数料がデメリットとなる場合があります。ご自身にとって最適なサービスを見つけるため、Payoneerのメリット・デメリットを他のビジネスサービス提供者と比較検討してみることをお勧めします。

Payoneerで両替ができる通貨はどの通貨ですか?

現在、Payoneerでは米ドル、ユーロ、英ポンド、カナダドル、豪ドル、日本円、中国元への通貨の両替に対応しています。Payoneerでの通貨の両替は以下の手順でできます。⁵

  1. Payoneerのアカウントにログインする。
  2. 「ホーム」>「残高ページ」タブをクリックし、「通貨の両替」を選択する。
  3. 両替に使う通貨と両替する通貨の残高を選択し、両替したい金額または、両替後の金額を記入する。
  4. [レートを見る] をクリックすることで、Payoneerが指定する手数料を含む、現在の為替レートに基づいた両替金額が表示されます。
  5. [送信] をクリックして両替を実行する。

通常、Payoneerアカウント内での両替は「送信」をクリックしてから、残高に反映されるまで数分から数時間ほどかかるそうです。

Wiseの法人アカウントは安全ですか?

Wiseの法人アカウントは安全に利用できます。Wiseは日本国内および世界中の多くの国の法律や法令を遵守しながら展開しているサービスです。日本でも第一種・第二種資金移動業者として関東財務局から登録・認可を受けているので、法人でも安心してご利用いただけます。

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※本記事の情報は2025年10月7日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確または、最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、ご利用のサービスプロバイダーやその他の専門家にお問い合わせください。


ソース

  1. リーズナブルな手数料で隠れたコストなし | Payoneer 手数料
  2. eBay|料金について
  3. 銀行口座への引出しサービス - よくある質問
  4. 年間アカウント手数料 - よくあるご質問
  5. 「通貨の管理」に関するFAQ

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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Hikaru Osaka
2025年5月30日 12分で読めます

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