個人事業主にWise(ワイズ)法人アカウントの開設がおすすめの理由とは?メリット・登録方法・活用術をご紹介

Hikaru Osaka

ビジネスのグローバル化が進む中、フリーランスや個人事業主にとっても、海外クライアントからの報酬受け取りや外貨での支払いなど、国境を越えた資金管理は身近な課題になっています。そこで選択肢の一つとなるのが、世界中で利用されているWise法人アカウントです。

通常のアカウントと何が違うの?」「個人事業主でも本当に使える?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。Wise法人アカウントは、海外との取引がある個人事業主にとって、外貨の受け取りや管理、海外送金をスムーズに行うための便利なサービスです。

この記事では、個人事業主がWise法人アカウントを開設するメリットから、具体的な活用シーン、必要書類、登録手順までを詳しく解説します。より詳細な仕様比較を確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。

より詳細な仕様比較を確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください:

💡 あわせて読みたい: Wise法人アカウントと個人アカウントの違い?Wiseアカウント選び方ガイド

個人事業主がWise法人アカウントを開設すべき理由

個人事業主がWise法人アカウントを開設すべき理由

Wise(ワイズ)の法人向けサービスであるWise法人アカウントは、法人だけでなく、個人事業主やフリーランサーでも開設することが可能です。

個人事業主・フリーランサーもサポート

Wise法人アカウントは、個人で活動する事業主による利用も正式にサポートしています。個人の本人確認と事業内容の登録のみで、ビジネスに特化した便利な機能群を活用できるようになります。

※アカウント作成の際には、KYC確認のために、追加書類をお願いする場合がございます。

事業目的でのアカウント使い分け

Wiseでは「個人アカウント」と「法人アカウント」の2種類が提供されていますが、事業目的で個人アカウントを使用することはできません。

個人事業主であっても、海外クライアントからの報酬受取や経費の支払いなど、ビジネスに関する取引を行う場合はWise法人アカウントを開設するのがおすすめです。Wiseでは、個人用とビジネス用の2種類のアカウントを別々に持つことが可能です。

※個人アカウントから法人アカウントのアップグレードには3000円の手数料(1回限り)がかかります。


Wise法人アカウントで利用できる機能とそのメリット

Wise法人アカウントで利用できる機能とそのメリット

個人アカウントと何が違うのか?」という疑問を持つ個人事業主の方に向けて、主な機能の違いを整理しました。

用途と名義の違い

個人アカウントは、家族や友人への送金、留学費用、海外旅行時の決済など、あくまで非事業目的の日常的な利用を想定しており、名義は個人となります。

一方、法人アカウントは、海外取引先への支払いや売上の受取といった事業目的専用です。個人事業主の場合、事業内容を登録することで、個人名義でビジネスアカウントを持つことができます。

※日本国内の住所でご登録されているWiseアカウントでは、給料の支払いや受け取りができないので注意しましょう。

ビジネスを効率化する専用機能

ビジネスアカウントでは、個人アカウントで利用できる「海外送金」や「多通貨の保有・両替」に加え、事業運営に欠かせない以下の機能が利用可能です。

  • 一括送金: 複数の支払いをまとめて実行。
  • 会計ソフト連携: XeroやQuickBooksなどの外部ツールとデータを同期。
  • チーム権限管理: メンバーごとに承認フローやアクセス権限を設定。
  • 決済リンク: オンラインで支払いを受け付けるためのリンク作成。
  • API連携: 業務の自動化をサポート。

Wise法人アカウントの手数料体系:個人事業主にとってのコスト

Wise法人アカウントの手数料体系:個人事業主にとってのコスト

Wiseの手数料はシンプルで、個人・ビジネスともに月額料金や年会費はかかりません。¹⁻³

主な違いは、「多通貨口座情報の取得」と「デビットカード発行」のコストです。

項目個人アカウントWise法人アカウント
アカウント開設・月額無料無料(※)
現地通貨口座情報無料3,000円(初回のみ)
送金・両替手数料0.73%〜0.73%〜
デビットカード1,200円(発行手数料)無料(1枚目のみ)

※法人アカウント有効化には初回手数料および入金(チャージ/送金)が必須となります。

個人アカウントでは口座情報の取得が無料ですが、法人アカウントでは最初の1通貨のみ3,000円の手数料がかかります。一方で、デビットカードに関してはビジネスアカウントの方が1枚目を無料で発行できるメリットがあります(チームメンバー用は1枚640円)。


個人事業主・フリーランスのためのWise法人アカウント活用事例

個人事業主・フリーランスのためのWise法人アカウント活用事例

Wise法人アカウントを導入することで、具体的にどのような業務が効率化されるのでしょうか。個人事業主が直面する3つの代表的な活用事例をいくつかご紹介します。

1. 海外クライアントからの報酬受取(フリーランス)

Wise法人アカウントを使えば、日本にいながらヨーロッパのIBANなど、海外現地の銀行口座情報を取得できます。これにより、海外の取引先から現地の国内送金と同じ感覚で、手数料無料で外貨を受け取ることが可能です。

受け取った外貨はWise口座内で保有し、そのままビジネスの支払いに充てることも、必要な時に日本円へ両替して国内銀行へ出金することも自由自在です。

※外国通貨から日本円への両替には、別途両替手数料がかかります。

2. 海外ツールや広告費の支払い(Web・デジタル事業)

Google Adsなどの広告費や、海外ツールのサブスクリプション料金を外貨で支払う機会が多い場合、法人用デビットカードが活躍します。

アカウント内の通貨残高から直接決済するか、日本円からリアルレート(+0.73%〜の両替手数料)で決済することで、為替コストを節約できます。また、70か国以上への海外送金もアプリから手軽に行えるため、海外からの仕入れ業務もスムーズになります。

3. 海外移住やノマドワークを支える公私分離

将来的に海外へ拠点を移すことを検討しているなら、通常アカウントと法人アカウントの併用がおすすめです。

  • 通常アカウント: 日常生活の支払いや家族への送金
  • ビジネスアカウント: 報酬の受取りや経費の支払い

このように役割を明確に分けることで、取引先へプロフェッショナルな印象を与えられるだけでなく、資金移動もアカウント間で簡単に行えます。


個人事業主がWise法人アカウントを利用する3つのメリット

個人事業主がWise法人アカウントを利用する3つのメリット
個人事業主がWise法人アカウントを利用する3つのメリット

「わざわざビジネス用のアカウントを作る必要があるのか?」と迷っている方に、具体的なメリットを解説します。

国際送金・両替の圧倒的なコストパフォーマンス

Wiseは、従来の銀行(SWIFTネットワーク)とは異なる独自の仕組みを採用しているため、送金のスピードとコストに優れています。

例えば、100,000円を海外へ送金する場合のシミュレーションを見てみましょう。

Wiseで法人アカウントを開設する 🚀

※比較内容は指定の日時におけるシミュレーションに基づくものであり、実際の為替レートや手数料は変動します。

このように、銀行と比較してトータルのコストを大幅に抑えられるケースがあります。

多通貨口座によるグローバルな売上管理

Amazon、Etsy、Upwork、Stripe、Fiverrといったプラットフォームで売上がある場合、Wiseの口座情報を登録することで売上管理が効率化されます。⁷

Wiseで利用できる8種類以上の主要通貨については現地の銀行口座情報として登録でき、40以上の通貨を一つのアカウントで簡単に保有・管理できます。

確定申告・会計業務の負担軽減

ビジネス専用のアカウントを持つ最大のメリットは、「公私の資金分離」です。事業資金を分けて管理することで、年度末の仕分け作業がシンプルになります。Wise法人アカウントはXeroやQuickBooksなどの会計ソフトとも連携可能なため、経理業務を自動化したい個人事業主には最適です。

※Wise法人アカウントを会計ソフトと連携する予定のお客様は、ご利用になられている会計ソフトがWiseとの連携に対応しているか確認するようにしましょう。

現地口座情報の取得方法や海外への送金・送金の受け取りの詳細は以下のページでも参照いただけます。

※Wise(ワイズ)にご登録されている国・地域の住所によって利用できるサービスが異なるので、現地公式サイトで製品の詳細情報を必ずご確認ください。


個人事業主向け:Wise法人アカウントの開設方法と必要書類

個人事業主向け:Wise法人アカウントの開設方法と必要書類

Wise法人アカウント登録は無料で、月額サブスクリプション料金や年会費も発生しません。ここでは、個人事業主がスムーズに開設するためのステップを確認しましょう。

開設の条件

Wise法人アカウントは、法人だけでなく個人事業主やフリーランサーも利用できるサービスです。

  • 日本で開設可能な法人: 株式会社、有限会社、合同会社、合名会社、合資会社。⁸
  • 非営利団体など: 信託会社、財団、慈善団体、NPOなどは登録できません。
  • 業種の制限: 一部禁止業種やサポート対象外の業種があるため、不明な点はWiseのヘルプへお問い合わせください。

登録に必要な書類

個人事業主として登録する場合、事業主本人(個人)の情報登録と本人確認が必要です。以下の書類を手元に用意しておきましょう。⁸ᐩ⁹

  1. 顔写真付き身分証明書: マイナンバーカード、運転免許証、在留カードなど。
  2. マイナンバー関連書類: マイナンバーが確認できるもの。
  3. セルフィー(自撮り): アプリの指示に従い、本人確認書類や所定のコードを持った状態で撮影します。

本人確認は通常1営業日程度で完了します。その後、事業名、住所、業種、事業内容を登録し、必要に応じて「開業届」などの事業活動を証明する追加書類を提出します。

開設の8ステップ

すでに個人アカウントをお持ちの方は、同じログイン情報から「法人アカウントを開設する」を選択して追加可能です。初めての方も、以下の手順で簡単に開設できます。

  1. ウェブまたはアプリで「会員登録」を選択
  2. メールアドレスの認証
  3. アカウントの種類で「法人アカウント」を選択
  4. 電話番号とパスワードの設定
  5. アカウント登録完了
  6. 本人確認手続き(上記書類を使用)
  7. 初回入金または口座情報の取得
  8. 送金・受取機能の利用開始

詳しくは、こちらの「Wise法人アカウントの開設方法と必要書類・手数料を徹底解説」の記事もご確認ください。


よくある質問:個人事業主の疑問を解決

100万円以上をアカウントに保有しても大丈夫?

日本のWiseアカウント(個人・法人共通)では、全通貨の合算で原則最大100万円までの保有限度額が定められています。

100万円を超えた場合は、30日以内に超過分を引き出す必要があります。ただし、事前申請により一時的(最大6か月)に2,000万円まで引き上げることや、余剰金用の口座を登録して自動送金する設定も可能です。¹⁰

個人アカウントから法人アカウントへ送金できる?

同じ名義であれば、Wiseアカウント間の資金移動はスムーズに行えます。また、メールアドレスやWisetagを使って他の法人アカウントへ送金することも可能です。¹¹

ブラジルレアルなど一部の通貨では制限がある場合があります。¹²

中国の法人へ米ドル(USD)で送金できる?

可能です。ただし、受取先の中国法人が米ドル建ての口座を持っていることが条件となります(中国元口座へのドル送金は不可)。¹³ᐩ¹⁴ なお、ドル建て送金はSWIFTネットワークを介するため、中継銀行手数料や受取手数料が発生し、着金まで日数を要する場合がある点に注意しましょう。詳細については以下のヘルプセンター記事もご確認ください。

Wise image

Wiseで法人アカウントを開設する 🚀


まとめ

Wise法人アカウントは、国境を越えて活動する個人事業主やフリーランサーにとって、コスト削減と事務効率化を両立しやすい便利なツールです。

多通貨での報酬受け取り、海外取引先への支払い、法人デビットカードによる経費決済、会計ソフト連携など、事業規模や取引内容に応じて柔軟に活用できます。個人アカウントと使い分けることで、プライベートと事業の資金管理を分けやすくなり、よりスムーズでプロフェッショナルな運用を目指せるでしょう。


出典

  1. Wiseのシンプルな手数料
  2. Wise Businessのシンプルな手数料
  3. Wise法人デビットカード手数料
  4. Cheaper, faster international payments with Wise Business.
  5. 海外送金|法人のお客さま | 楽天銀行
  6. Wise Business: 国際的な法人アカウントでビジネスを成長
  7. 海外送金の受け取り | 国際的な支払いの受け取り - Wise
  8. 日本の法人アカウントの本人確認について | Wiseヘルプセンター
  9. 日本のお客様の本人確認について | Wiseヘルプセンター
  10. 日本のお客様のWiseアカウントの保有限度額について | Wiseヘルプセンター
  11. Wise法人アカウントと個人アカウント間の送金について | Wiseヘルプセンター
  12. Wiseアカウントから送金する方法について | Wiseヘルプセンター
  13. 中国の法人に中国・元(CNY)を送金する方法 | Wiseヘルプセンター
  14. SWIFTで米ドル(USD)を送金できる国や地域について | Wiseヘルプセンター

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



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2026年5月29日 7分で読めます

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