中国の通貨と支払い方法 | 中国の通貨単位など旅行前に知るべき基本情報
中国の通貨「元(人民元)」の基礎知識を解説します。通貨単位や読み方、記号、現地で主流のモバイル決済(Alipay・WeChat Pay)などの支払い方法まで、中国旅行や出張前に知っておきたい情報をご紹介。
中国は今、日本から数時間で行ける旅行先として改めて注目を集めています。2024年11月からビザ免除措置が再開され、30日以内の観光・商用であればパスポートだけで入国できるようになりました。
しかし、中国旅行には他の旅行先にはない独自の準備が必要です。インターネット規制、キャッシュレス決済への対応、スマートフォンのセキュリティ管理……事前に知っておくかどうかで、旅の快適さは大きく変わります。
この記事では、最新情報をもとに中国旅行の注意点を安全・スマホ・お金・マナーの観点から解説します。出発前にぜひ一度チェックしてみてください
記事の最後には低い手数料とお得な為替レートでの外貨への両替、海外現地での決済に役立つWise(ワイズ)についてもご紹介してます。
Wiseアカウント内で日本円を外貨にあらかじめ両替しておくことで、海外旅行での現地決済やATMからの現金引き出しを低いコストで実現できます。ぜひ、Wiseについても確認してみてください。

中国旅行をスムーズに楽しむためには、渡航前にいくつかの重要な手続きを済ませておく必要があります。ビザの要否から保険の加入まで、出発前に確認しておくべきポイントをまとめました。
日本国籍の方は、2026年12月31日まで、観光・商用・乗り継ぎを目的とした30日以内の滞在であればビザなしで中国に入国できます1。31日以上の滞在や就労・留学が目的の場合は、事前にビザの取得が必要です。
入国時の主な条件は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| パスポート残存有効期限 | 入国時に6か月以上推奨 |
| 対象となる滞在目的 | 観光・商用・乗り継ぎ |
| ビザ免除の最大滞在日数 | 30日以内 |
| 入国カード | オンライン事前申告または空港での記入 |
2025年11月からは、入国カードのオンライン事前申告が本格的に導入されました5。国家移民管理局のアプリ「移民局12367」やWeChat・Alipayのミニプログラムから事前申告が可能で、一部の空港では紙の入国カードの配布が終了しています。ホテルの住所や滞在先情報を事前に控えておくと、空港での手続きがスムーズです。
⚠️ ビザ免除措置は今後変更される可能性があります。渡航前に必ず在日中国大使館の公式サイトで最新情報をご確認ください。
中国旅行では、海外旅行保険への加入を強くおすすめします2。中国の医療機関では外国人に対して高額な医療費が請求されることがあり、入院や緊急帰国が必要になった場合、数十万〜数百万円の費用がかかるケースも報告されています2。
クレジットカードに付帯の海外旅行保険で対応できる場合もありますが、補償内容・適用条件・上限額は必ず事前に確認しましょう2。疾病補償が手薄なカードも多いため、不足する場合は別途旅行保険への加入を検討してください。
外務省の「たびレジ」に登録しておくと、滞在中の安全情報や緊急連絡が大使館からメールで届きます3。無料で利用できるので、短期旅行者も出発前に登録しておきましょう。
3か月以上滞在する場合は、管轄の大使館または総領事館への在留届の提出が旅券法で義務づけられています2。緊急時に大使館から連絡を受けるためにも、メールアドレスや携帯電話番号を正確に登録しておくことが重要です2。

中国旅行において、スマートフォンの管理と通信環境の整備は特に重要なテーマです。他の旅行先ではあまり意識しない「渡航前のデジタル準備」が、中国では快適で安全な旅の鍵を握ります。
中国ではネットワークの通信環境が日本と大きく異なります。渡航前に以下の5つの対策をしておくと安心です。
✅ 渡航前スマホセキュリティチェックリスト
空港・ホテル・カフェの公共Wi-Fiは便利ですが、セキュリティ上のリスクがあることを知っておきましょう。公共Wi-Fiで注意すべき主なリスクは以下のとおりです。
| リスクの種類 | 内容 |
|---|---|
| 通信の傍受 | 暗号化されていないWi-Fiでは、通信内容が第三者に閲覧される可能性がある |
| 偽アクセスポイント | 本物のWi-Fiに見せかけた偽のネットワークに接続させる手口 |
| ログイン情報の漏洩 | インターネットバンキングやSNSへのログイン情報が盗まれるリスク |
公共Wi-Fiを利用する際は、インターネットバンキングや個人情報の入力は避けましょう。最も安全な方法は、SIMカードまたはeSIMを使った自分専用の通信環境を確保することです。
💡 ポイント: VPNアプリを使うと、公共Wi-Fi経由の通信を暗号化できるため、セキュリティを大幅に高めることができます。VPNアプリは渡航前に日本でインストールを完了させておきましょう。
中国では「グレートファイアウォール」と呼ばれるインターネット規制が存在し、日本で日常的に使うサービスの多くにアクセスできません1。
🚫 中国国内でアクセスできない主なサービスと代替サービス
| 使えないサービス | 代替サービス |
|---|---|
| Google検索・Googleマップ・Gmail | Baidu(百度)・百度地図・QQメール |
| LINE | WeChat(微信) |
| Instagram・X(旧Twitter)・Facebook | WeChat・Weibo |
| YouTube | Bilibili(哔哩哔哩) |
| Google翻訳 | 百度翻訳・DeepL(PC版) |
これらのサービスを中国でも使いたい場合は、VPN(仮想プライベートネットワーク) の利用が一般的な対処法とされています。ただし、VPNの使用は中国国内では法的にグレーな領域があるため、利用する場合は最新の現地情報を確認したうえで、自己責任で判断してください。
旅行者として現実的な準備としては、以下の2点を出発前に済ませておくことをおすすめします。
中国では撮影が禁止されている場所が複数あります2。知らずに撮影してしまうと、その場で警察に呼び止められ、写真データの消去を求められる場合があります。
撮影が禁止されている主な場所:
⚠️ 重要: 標識がない場合でも、上記に該当する可能性があるエリアではカメラやスマートフォンを使用しないようにしましょう。「撮っても大丈夫かどうかわからない」と感じたら、撮影しないことが最も安全な選択です2。

中国のお金事情は、数年前と比べて大きく変化しています。キャッシュレス決済が急速に普及する一方で、外国人旅行者ならではの注意点も存在します。出発前にしっかり準備しておきましょう。
中国ではAlipay(支付宝)とWeChat Pay(微信支付)を使ったQRコード決済が日常生活のほぼあらゆる場面で使われています2。コンビニ・レストラン・タクシー・屋台まで、現金を受け付けない店舗も増えてきました。
2023年以降、外国人旅行者も日本発行のクレジットカード(Visa・Mastercardなど)を紐づけることで、AlipayおよびWeChat Payを利用できるようになりました。アプリのダウンロードとパスポートを使った本人確認は日本にいるうちに済ませておくのがおすすめです。
⚠️ 注意: 外国発行のクレジットカードを連携した場合、200元(約4,200円)以上の支払いには約3%程度の手数料がかかる場合があります。
偽QRコード詐欺に注意!
中国で急増しているのが、決済用の正規QRコードに偽のコードを貼り付けてフィッシングサイトに誘導する詐欺です。対策として以下の点を心がけましょう。
キャッシュレスが主流とはいえ、地方の観光地や小規模な商店では現金が必要な場面もあります2。人民元の現金は1〜2万円相当を目安に持っておくと安心です。
両替場所の比較
| 両替場所 | レートの目安 | おすすめ度 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 日本の空港(出国前) | △ | △ | 緊急時の少額のみ推奨 |
| 中国の銀行 | ◎ | ◎ | 最もレートが有利 |
| 中国の空港内両替所 | ○ | ○ | 到着直後に少額のみ |
| ホテルのフロント | X | X | レートが最も不利 |
偽札被害への対策
特に100元札を中心に偽札被害が報告されています2。タクシーの支払いで高額紙幣を渡した際に偽札にすり替えられるという手口も確認されています。
なお、出入国時に5,000米ドル相当を超える外貨を持ち込む場合は税関での申告が必要です2。また、人民元の持ち込み・持ち出しはともに2万元までに制限されています2。
現地での支払いをよりスマートに管理したい方には、海外での利用に対応したデビットカードの活用もおすすめです。現地通貨建てで決済することで、余分な両替コストを抑えることができます。
そこで便利なのが、 Wise(ワイズ)デビットカード です。上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで決済ができ、一般的なクレジットカードにかかる海外事務手数料もかかりません。カードの発行手数料は1,200円のみで、年会費は無料。アプリからすぐにカードを停止できるセキュリティ機能も備えており、万が一の紛失・盗難時も安心です。
旅行中の支出は、現金・キャッシュレスアプリ・カードの3つを状況に応じて使い分けるのが最も現実的です。旅行前に自分の支払い手段を整理しておきましょう。

中国の治安は主要都市を中心に比較的安定していますが、観光客を狙った軽犯罪や詐欺は一定の頻度で発生しています1。手口を事前に知っておくだけで、ほとんどのトラブルを回避できます。
| パターン | 手口 | 対策 |
|---|---|---|
| ① お茶詐欺 | 「日本語を勉強しています」「一緒にお茶しませんか」と親しげに話しかけてくる。茶館や飲食店に連れて行かれ、法外な料金を請求される | 見知らぬ人からの誘いは、どれだけ流暢な日本語でも断る。「不要(ブーヤオ)」と明確に断ることが大切 |
| ② 偽タクシー・白タク | 空港・駅周辺で「タクシー?」と声をかけてくる無許可のタクシーに乗車。メーターを使わず法外な料金を請求される | 正規のタクシー乗り場からのみ乗車する。配車アプリ「DiDi(滴滴出行)」を事前にインストールしておくと安全2 |
| ③ 偽QRコード詐欺 | 決済用QRコードに偽コードを重ね貼りし、フィッシングサイトへ誘導。個人情報や支払い情報を盗まれる | スキャン前にコードに不自然なシールがないか確認する。「提示型」決済を活用する |
中国の主要観光地や空港・地下鉄では、スリや置き引きの被害が報告されています1。以下の対策を意識するだけで、被害リスクは大幅に下がります。
中国では流しのタクシーを拾うことが難しくなっており、配車アプリ「DiDi(滴滴出行)」の利用が一般的です2。安全に利用するために以下を心がけましょう。

日本とは異なるルールやマナーがいくつかあります。事前に把握しておくことで、現地の方との無用なトラブルを避け、より快適な旅ができます。
日中間には複雑な歴史的背景があり、特定の記念日には一部で対日感情が高まる傾向があります2。これらの日には繁華街での目立つ行動を控え、落ち着いた行動を心がけましょう。
注意が必要な主な日
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 5月4日 | 五四運動(反帝国主義・反封建主義運動) |
| 7月7日 | 盧溝橋事件(日中戦争勃発) |
| 8月15日 | 終戦記念日 |
| 9月3日 | 抗日戦争勝利記念日 |
| 9月18日 | 柳条湖事件(満州事変) |
| 12月13日 | 南京大虐殺犠牲者国家追悼日 |
💡 ポイント: 旅行日程がこれらの日と重なる場合でも、過度に心配する必要はありません。基本的な敬意ある行動を心がけるだけで、ほとんどの場合は問題ありません2。
食事・衛生面
交通マナー
地下鉄利用時の注意

万が一のトラブルに備えて、緊急連絡先を事前に控えておきましょう。スマートフォンだけでなく、紙にメモしてパスポートと一緒に保管しておくと安心です。
日本とは番号が異なるため、渡航前に確認しておきましょう。いざというときにすぐ使えるよう、スマートフォンの連絡先に登録しておくことをおすすめします。
| 緊急種別 | 番号 |
|---|---|
| 警察(犯罪・盗難) | 110 |
| 消防 | 119 |
| 救急車 | 120 |
| 交通事故 | 122 |
パスポートの紛失やトラブル発生時は、滞在地域を管轄する公館に連絡しましょう。夜間・休日の緊急事態にも対応しています。
| 公館名 | 電話番号 | 管轄地域の目安 |
|---|---|---|
| 在中国日本国大使館(北京) | (010) 8531-9800 | 北京・天津・新疆・チベット等 |
| 在上海日本国総領事館 | (021) 5257-4766 | 上海・江蘇・浙江・安徽・江西 |
| 在広州日本国総領事館 | (020) 8334-3009 | 広東・海南・福建・広西 |
| 在重慶日本国総領事館 | (023) 6373-3585 | 重慶・四川・貴州・雲南 |
| 在瀋陽日本国総領事館 | (024) 2322-7490 | 遼寧(大連除く)・吉林・黒龍江 |
| 在青島日本国総領事館 | (0532) 8090-0001 | 山東省 |
パスポートを紛失した場合は、以下の手順で対応しましょう4。手続きには通常1週間程度かかるため、帰国日が迫っている場合は早急に対応することが重要です。
💡 ポイント: パスポートのコピーまたはスキャンデータをスマートフォンのクラウドに保存しておくと、手続きがスムーズになります2。

出発前・出発当日・現地到着後に分けたアクション型チェックリストです。旅行前の最終確認にご活用ください。
📅 出発30日前まで
📅 出発1週間前まで
📅 前日・出発当日
📅 現地到着後

海外旅行では、レストランやショッピングでの決済、交通アプリなどでの決済で必ず現地通貨が必要になります。国際クレジットカードで決済を使用とお考えの方もいるかもしれませんが、国際クレジットカードを使った場合、1.6%〜3.85%程度の海外事務手数料が決済額に追加されることも。
そんな時にこの海外事務手数料が決済に追加されないWise(ワイズ)カードを使うことで、よりお得に現地での決済を済ませることができます。
使い方は簡単! Wiseアカウント内に日本円をチャージし、外貨に両替するだけで、現地での決済に通貨をいつでも利用できます。両替手数料もお得です。
現金が必要になった場合でも、通貨をアカウント内で両替しておくことで、いつでも現地ATMから現金が引き出せます。(※)
Wise(ワイズ)カードは世界150か国以上での支払いに対応しており、上乗せコストのない為替レート(ミッドマーケットレート)で決済を行うことができます。カード発行手数料は、1,200円のみ、年会費は無料です。また、バーチャルカードもアカウント内で無料で発行でき、オンラインやアプリ、Apple Payでの決済に利用できます。
Wise(ワイズ)カードを活用して海外旅行や海外での滞在にかかるコストを安く・お得に節約しましょう。
※ATMオーナーによって追加手数料が別途請求される場合があります。
中国旅行についてよく寄せられるご質問にお答えします。
渡航前にOSとアプリを最新版に更新し、VPNアプリを日本でインストールしておくことが重要です。公共Wi-Fiでは個人情報の入力やインターネットバンキングへのアクセスを避けましょう。SIMカードまたはeSIMを使った自分専用の通信環境を確保しておくと、より安全に利用できます。
たびレジへの登録3、海外旅行保険への加入2、VPNアプリのインストール、WeChatとAlipayの外国人向け設定の完了、入国カードのオンライン申告5が主な事前準備です。パスポートのコピーをクラウドに保存しておくことも、万が一の紛失時に役立ちます。
両方の準備をおすすめします。都市部ではAlipayやWeChat Payを使ったQRコード決済が主流ですが、地方の観光地や小規模な商店では現金が必要な場合もあります2。1〜2万円相当の人民元を現金で用意しつつ、AlipayかWeChat Payを事前に設定しておくと安心です。
中国ではグレートファイアウォールによりGoogle・LINEは通常使用できません1。VPNアプリを渡航前に日本でインストールしておくことで使えるようになる場合があります。ただし、VPNの利用は法的にグレーな領域がある点に留意してください。代替として、地図は百度地図・高徳地図、メッセージはWeChatが利用できます。
軍事施設・軍事管理区域、政府関連施設、空港の制限区域、国境付近、撮影禁止の標識がある公共施設では撮影が禁止されています2。標識がない場合でも、これらに該当する可能性がある場所では撮影を控えることをおすすめします。
海外旅行保険への加入を強くおすすめします2。中国の医療機関では外国人に対して高額な治療費が請求されることがあります。クレジットカードの付帯保険だけでは補償が不十分な場合もあるため、疾病・傷害・携行品・賠償責任まで網羅した旅行保険を別途検討しましょう。
中国旅行の注意点を、安全・スマートフォン・お金・マナーの観点から解説しました。最後に、この記事のポイントを振り返ります。
準備をしっかり整えれば、中国旅行は歴史・グルメ・文化すべてが楽しめる充実した体験になります。この記事が皆さんの旅の参考になれば幸いです。
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