DCC決済とは?海外で利用するメリットと注意点、かかる手数料
DCC決済とは、どんなサービスなのか、他の決済方法となにが異なるのか気になる方に向け、この記事ではDCC決済を利用するときのメリット・デメリット、仕組みなどについて解説します。
中国ではスマホを使ったコード決済サービスが非常に普及しており、最近では現金やカードでの支払いができない店舗も¹。この記事では、中でも特に利用者数の多いアリペイ(Alipay:支付宝)について詳しく解説しています。
アリペイは使い方を知っていれば、中国の銀行口座を持っていなくても利用できます。さらに、中国にお得に海外送金するコツも紹介します。
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※本記事の情報は2020年9月11日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見、最新の情報が必要とされる場合、サービスの提供元やその他の専門家にお問い合わせください。
例:日本の口座から中国の口座へ10万円を送金する²(送金額に手数料を含む)
リアルレート海外送金サービスWiseを使えば、実際の為替レートを使って、送金することができます。基本的に必要なものは日本の銀行口座のみで、送金手続きはすべてオンラインで完了します。
中国の受取人がAlipayユーザーである場合、Alipayアカウントあてに直接送金することもできますよ。
アリペイ(Alipay:支付宝)は、中国のアリババグループが提供するQRコードを使ったスマホ決済サービスです。Alipay残高をチャージしておくことで、商品やサービスを購入する際にはQRコードをスマホでスキャンするだけで簡単に決済することができます。
アリペイは中国の数ある決済サービスの中でも特に人気。利用者数は10億人を超え、決済額シェアは54%に達します。³⁻⁴
これまで、アリペイは中国国内の銀行口座を持っていないと残高をチャージすることができず、出張や旅行などで中国を訪れる人にとって不便でした。
しかし2019年11月から、日本のクレジットカードから残高チャージが可能になりました。これにより、中国在住でない外国人でも、アリペイを利用できるようになります。⁵
なお、出張や旅行ではなく、中国に移住予定がある人は、中国の銀行口座を開設してみてもいいでしょう。
早速、以下でアリペイ(Alipay)の使い方を見ていきましょう。
アリペイ(Alipay)を利用するには、始めに会員登録とチャージが必要です。具体的な方法を見ていきましょう。日本のカードからのチャージはTour Pass(ツアーパス)と呼ばれる仕組みを使って行います。⁵⁻⁶
※日本の携帯電話番号を登録する際は、国コード(⁺81)を選択し、電話番号先頭の「0」は入力しません。例えば、携帯電話番号が090-XXXX-XXXXの場合、⁺81-90-XXXX-XXXXとなります。
※ビザ不要の滞在予定の場合はパスポート写真でOK。日本国籍の場合、15日以内の一般滞在であればビザが不要です⁷。
チャージが完了したら、支払いの設定を完了させて早速決済に使ってみましょう!実際に支払いに使う前に、まずは支払いパスワードの設定が必要です。
【支払いパスワードを設定する】
実際の支払方法は、以下の2つがあります。いずれの場合もインターネット接続が必要になるので、事前にポケットWi-Fiをレンタルするなどして準備しておきましょう。
【店頭でQRコードを読み取る】
【アプリでQRコードを作成して提示する】
中国国外からTour Passを経由してアリペイを使う場合、チャージ金額の5%が手数料として徴収されます。⁸
ここで注意したいのは、発生する手数料はこれだけではないことです。クレジットカードからチャージを行うため、カード発行会社が定める海外事務手数料、そしてカードブランドが定める為替手数料が追加でかかります。
具体的な計算を見てみましょう。
例えば、2,000人民元(約31,063円)をチャージしたいとします。まずアリペイ側で5%の手数料が発生するため、2,000×1.05=2,100人民元分が必要になります。
カード会社の事務手数料が2.20%のVisaカードを使うと仮定します。Visaの通貨換算シミュレーションによると、2,100元=33,345円となります。⁹
もともと2,000元は31,063円だったため、この差額2,282円が手数料として掛かっていることが分かります。これはチャージ金額の7.3%に当たります。
合計でチャージ金額の7%程度が手数料としてかかるというのは若干高額に感じますが、中国で主流となっているQRコード決済を使える利便性を考えると払っても良い額かもしれませんね。
アリペイ(Alipay;支付宝)では、残高を他のアリペイユーザーに送金することもできます。ただし、この機能は中国国内のアリペイユーザーに限定されており、Tour Passを利用してカードからチャージした残高を送金することはできません。
アリペイには、海外送金の機能もありますが、これも中国国内ユーザーのみを対象にしています。海外送金をしたい場合は、代わりの選択肢としてWiseなどのサービスを検討してみても良いでしょう。
Wiseはアリペイ(Alipay)とパートナーシップを提携しており、日本の銀行口座から直接中国のアリペイアカウントに送金することができます。もちろん、一般の銀行口座あてに送ることも可能です。
中国人民元の送金は、UnionPay カード(銀聯カード)、Alipay ID、またはWeixin IDを持っている受取人へのみ送金が可能です。 受取人は、中国の国民IDで銀行口座を開設している必要があります。 より詳しくは、人民元(CNY)の送金についてよくある質問をチェックしてください。

海外送金に特化したサービスWiseは、常に実際の為替レートを使って送金しています。格安に設定された手数料と実際の為替レートで海外送金することが可能です。
日本円からは米ドル・ユーロ・英ポンド・中国人民元を始めとする全54通貨への海外送金に対応しています。銀行ではなかなか取り扱いのない通貨の口座へも海外送金することができますね。
手続きは以上です。すべてオンラインで完了させることができます。
Wiseは現在世界で1000万人以上の利用者数を誇り、毎月の送金額は6000億円に上ります。
また、ワイズ・ジャパン株式会社は関東財務局により、資金移動業者として認可されていて、送金時に振り込まれたお金は履行保証金として法務局に保全されており、万が一の場合でも保証されているので、安全です。
最近では日本国内でもアリペイ(Alipay)を利用できる店舗が増えてきました。しかしこれは中国からの旅行者(中国国内のアリペイユーザー)を対象にしているもので、Tour Passを使ってアリペイに登録している日本のユーザーは利用できません。⁵
言い換えれば、クレジットカードを使ってアリペイにチャージした場合、このお金は中国本土でのみ使うことができます。残ったお金を日本の店舗での支払いに利用したりはできないので注意しましょう。日本でQRコード決済を使いたい場合はPayPayやLINE Pay、楽天Payなどを利用してみるといいですね。
アリペイ(Alipay)にクレジットカードを使ってチャージしたお金は、中国本土の店舗における決済にのみ利用できます。有効期限は90日に設定されており、90日経っても使いきらなかったチャージ分は、自動でチャージ元のクレジットカードに返金されます。⁵
以上、中国で人気のQRコード決済サービス「アリペイ(Alipay;支付宝)」について詳しく見てきました。今までアリペイは中国に銀行口座を持つ人のみを対象にしていましたが、2019年後半より、中国を訪問予定の外国ユーザーも利用できるようになりました。
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キャッシュレス決済が主流となっている中国で、旅行者でもアリペイを利用できるのはとても便利ですね。ただしクレジットカード会社の手数料と合わせると7%程度の手数料がかかること、また中国国内以外のユーザーは送金機能は利用できないことを覚えておきましょう。
中国に海外送金したい場合は、Wiseを使ってみてもいいかもしれません。Wiseなら、実際の為替レートを使って日本の銀行口座から中国の銀行口座へ、また中国のアリペイアカウントに送金することができます。どれだけ安く送金できるかチェックしてみてくださいね。
※本記事の情報は2020年9月11日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見、最新の情報が必要とされる場合、サービスの提供元やその他の専門家にお問い合わせください。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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