DCC決済とは？海外で利用するメリットと注意点、かかる手数料
DCC決済とは、どんなサービスなのか、他の決済方法となにが異なるのか気になる方に向け、この記事ではDCC決済を利用するときのメリット・デメリット、仕組みなどについて解説します。
海外キャッシングと外貨両替どっちがお得？【2025年最新版】
海外旅行で両替は欠かせませんが、旅行の中で思わぬ出費が起きることもあるでしょう。そんなときにキャッシングを利用すると、現金が不足してもスムーズに買い物ができます。
本記事では、海外キャッシングとは、メリット・デメリットの比較、キャッシングのやり方などを説明します。
また、記事の最後には海外でのお金の引き出しに役立つWise（ワイズ）についても紹介しています。Wiseではお得な為替レートと低い手数料で日本円を旅行先の現地通貨に両替でき、「現金が少しだけ必要」といった場合に毎月2回まで・合計3万円までATM手数料が無料です。高額なキャッシング手数料や利息を気にする必要はありません。
Wiseデビットカードは、日本のキャッシュカードなどと同じ感覚で利用可能です。Wiseを使って海外でのキャッシングをお得にしましょう。
| 目次 🔖 |
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海外キャッシングとは？
海外キャッシングとは、クレジットカードを使って、渡航先のATMやキャッシュディスペンサーで現地通貨を借りる（キャッシングする）サービスのことです。
やり方は簡単で、お近くのATMで必要な金額を引き出し、定められた期日内に利息を含めた金額をATMもしくは口座引き落としなどで返済します。
両替所でお金を交換するのとは異なり、銀行間を基準とした為替レートで現地通貨を引き出します。信頼できる両替所が見つからない状況でも、ATMがあればすぐにお金を引き出すことが可能です。
海外旅行でキャッシングをするメリット
海外旅行でキャッシングするメリットは、その利便性です。
ATMは近くのコンビニや銀行、ショッピングモールなど、身近な場所に設置されています。クレジットカードの利用枠内であれば、手元に現金がなくても、すぐに利用できるのが魅力です。
- 事前の両替が不要になる：ATMは24時間営業であることが多いため、出発前に現金を引き出しに行く手間がなくなります。
- 現地のATMから必要なときに現金を引き出せる：好きなときに都度引き下ろせます。
- 両替よりも手数料が少なく済むケースもある：空港やホテルなどに比べると、銀行間レートに近いです。
- 両替所よりも為替レートが良い傾向にある：海外キャッシングは為替業務を通さないぶん、余計な両替コストが発生しません。
- 即日に必要なお金を借りることができる：銀行口座に必要な金額が入っていなかったとしても、お金をATMの利用可能枠内で即時引き出し、利用することができます。
| 関連ページ 💡 海外留学中にどうやって現金引き出しすればいいの？そんな疑問を徹底解決！ |
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海外旅行でキャッシングをするデメリット
キャッシングするデメリットはコストです。利息や手数料など、利用するにあたって支払う金額もあります。¹
- 利用手数料がかかる：MUFGカードの場合、ATM利用手数料に110円または220円がかかります（税込）。また海外のATMによっては利用手数料が別途かかります。
- 為替手数料がかかる⁴：Visaカードの場合は、銀行が基準とする仲値レート（為替の基準となるレート）に対して2%の上乗せ手数料がかかります。
- 事務手数料がかかる⁵：MUFGでは海外ショッピング時に税込3.85%の事務手数料がかかります。
- 借入であるため利息が追加される：MUFGカードの実質年率は14.95~17.95%です（1年を365日とする日割り計算）
- 現地ATMには追加の手数料を払わなければならない場合もある：日本でATMの時間外利用手数料があるように、国によってはATMの利用に手数料がかかります。
- ATMによっては引き出しに限度額がある：MUFGカードは、新規入会時では限度額が50万円です。
海外キャッシングと外貨両替の違い
海外キャッシングはお金を借り、期日内に利息と共にお金を返済するのに対し、外貨両替は、別の通貨に変えるサービスになります。
どっちがお得かは、返済のタイミングによって変わります。即時や数日以内に返済できるなら、海外キャッシングサービスの方が手数料を抑えられます。ただし、返済まで2、3ヶ月と時間がかかる場合は、外貨両替の方が結果的にお得です。
安全性に関しては、正規ATMならレートの透明性が高いです。一方で、両替所は手数料込みレートで割高な場合があるので、キャッシングの方が安心です。ただ、キャッシングは利息や返済額に注意しましょう。以下は海外キャッシングと外貨両替の主な違いです。
海外キャッシングと外貨両替の比較表：
| 海外キャッシング | 外貨両替 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 現金の借り入れ | 通貨の交換・両替 |
| できる場所 | 海外のATM（キャッシュディスペンサー） | 国内・海外・空港の両替所・銀行 |
| かかる費用 | 為替手数料・ATM手数料・借入利息（借りた日数で計算される） | 両替手数料 |
| レート | カードブランドが指定するレート | 各両替所が指定するレート |
| 必要なもの | クレジットカード | 現金・パスポート |
(2025年10月22日時点の情報を参照）
クレジットカードとデビットカードでのATM引き出しの違い
どちらのカードでもATMから現地通貨を引き出すことが可能です。大きな違いはデビットカードが「借入」ではないため、ATMから引き出す行為をキャッシング（お金を借りる）と呼ばない点です。
デビットカードは口座に資金がなければ引き下ろせなくなるのに対し、クレジットカードはなくても引き下ろせます。
また銀行によっては、信用リスクを考慮してクレジットカードのほうが為替手数料を高めに設定している銀行もあります。
| 関連ページ 💡 海外でも使えるおすすめのデビットカード10選 |
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海外キャッシングを利用する方法
海外でキャッシングを利用するには、まずカード会社の審査を通過する必要があります。申し込みには数日ほど時間がかかるため、早めに申し込んでおくことがお勧めです。
海外に渡航する前と後で行ったほうがいいことは次のとおりです。
| 【海外に渡航する前】 |
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| 【海外に渡航した後】 |
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海外で米ドルを引き出した際のシミュレーション
以下は実際に10万円を引き出した際のシミュレーションです。外貨両替と海外キャッシングを比べると、利用日を含む10日の間であれば、キャッシングのほうが約17米ドルお得ですが、30日の間ですとほとんど変わりません。
外貨両替で米ドルに両替する場合²
トラベレックスで10万円を米ドルにした場合、以下のようなレートがかかります。また10万円以下をご自宅で受け取る場合は990円（税込）の送料がかかります。
| 通貨 | 米ドル |
|---|---|
| 為替レート（JPYからUSDに両替） | 658.78米ドル |
| 為替手数料 | 14.57米ドル |
| 最終受取額 | 644.21米ドル |
（※2025年10月22日現在、1米ドル=151.7円にて計算）
海外キャッシングを利用して米ドルを引き出す場合¹
利用しているサービスや会社、ATMによって利息や手数料は異なってきます。今回は以下の一般的な数値を用いてシミュレーションしてみました。
今回使用している数値：
- 実質年率（利息）15%
- 海外事務手数料 3%
- 国内銀行からのATM手数料 220円
- アメリカ国内のATM手数料 3米ドル
海外キャッシングでは利息だけでなく、ATMやカードを利用する際に発生する手数料もあります。
① アメリカのATMで10万円を引き出し後、利用日を含む30日後にATMで返済した場合
| 通貨 | 米ドル |
|---|---|
| 為替レート（JPYからUSDに両替）(*1) | 658.78米ドル |
| 為替手数料 (Visa、2.55%)⁴ | 約16.80米ドル |
| 海外事務手数料（3%） | 20.76米ドル |
| ATM手数料（アメリカ国内） | 3米ドル |
| 最終借入額 | 618.22米ドル |
| 利息（15％）(*2) | 8.12米ドル（約1,232円） |
| ATM手数料（日本国内・返済時など） | 約1.32米ドル（200円） |
| 返済額 | 約668.64米ドル（約101,432円） |
（※2025年10月22日現在、(*1)1米ドル=151.7円にて計算、(*2)利息は年率15%を日割りにて計算）
② アメリカのATMで10万円を引き出し後、利用日を含む20日後にATMで返済した場合
| 通貨 | 米ドル |
|---|---|
| 為替レート（JPYからUSDに両替）(*1) | 658.78米ドル |
| 為替手数料 (Visa、2.55%)⁴ | 約16.80米ドル |
| 海外事務手数料（3%）(*2) | 20.76米ドル |
| ATM手数料（アメリカ国内） | 3米ドル |
| 最終借入額 | 618.22米ドル |
| 利息（15％） | 5.41米ドル（約822円） |
| ATM手数料（日本国内・返済時など） | 約1.32米ドル（200円） |
| 返済額 | 約665.93米ドル（約101,022円） |
（※2025年10月22日現在、(*1)1米ドル=151.7円にて計算、(*2)利息は年率15%を日割りにて計算）
③ アメリカのATMで10万円を引き出し後、利用日を含む10日後にATMで返済した場合
| 通貨 | 米ドル |
|---|---|
| 為替レート（JPYからUSDに両替）(*1) | 658.78米ドル |
| 為替手数料（Visa）⁴ | 約16.80米ドル |
| 海外事務手数料（3%） | 20.76米ドル |
| ATM手数料（アメリカ国内） | 3米ドル |
| 最終借入額 | 618.22米ドル |
| 利息（15％）(*2) | 2.71米ドル（約411円） |
| ATM手数料（日本国内・返済時） | 約1.32米ドル（200円） |
| 返済額 | 約663.22米ドル（約100,611円） |
（※2025年10月22日現在、(*1)1米ドル=151.7円にて計算、(*2)利息は年率15%を日割りにて計算）
Wiseデビットカードで米ドルに両替する場合
もしキャッシングサービスと両替所、いずれも手数料を抑えたいのであれば、Wiseのデビットカードがオススメです。
事前に残高を入金しておく必要はありますが、Wiseではマルチカレンシー口座を保有できます。Wiseの口座残高内にすでにドルがある場合は、Visaの為替手数料や国外のカードにかかるATM手数料を抑えられます。
WiseデビットカードでアメリカのATMで10万円を引き出した場合
| 通貨 | 米ドル |
|---|---|
| 為替レート（JPYからUSDに両替） | 658.78米ドル |
| 為替手数料 | 0米ドル |
| 海外事務手数料（0.99%） | 約 6.49米ドル（987円） |
| ATM手数料（アメリカ国内）⁶(*2) | 3米ドル |
| 最終受取額 | 649.29米ドル |
（※2025年10月22日現在、(*1)1米ドル=151.7円にて計算、(*2)通貨や金額によって海外事務手数料は変動します。）
海外キャッシングの返済方法
海外キャッシングには、カード会社やカードを発行している銀行によって異なる返済の方法があります。返済は次の3つのいずれかから選べることが多いです。
海外キャッシングの返済方法：
- カード利用口座からの自動引き落としでの返済
- ATMでの返済
- 銀行振込みでの返済
またキャッシングサービスによっては1回払いではなく、リボ払いのみ受け付けている会社もあるため、利用するときには注意が必要です。
海外キャッシングを利用する上で注意したいこと
安全に必要なときに引き下ろせるのが最大の魅力ですが、海外キャッシングを利用するのには注意点がいくつかあります。
返済義務がある
キャッシングは借金であるため、期限内に返済しないと遅延損害金という利息が発生し、返済までの期間が長くなるほど金額も大きくなり、最悪、財産が差し押さえられる可能性もあります。
利用口座に十分な資金を置く、もしくはATMや銀行を通じて早めに振り込みましょう。繰り上げ返済を行うことで早めに返済し、利息や遅延損害金を避けることもできます。カード会社に問い合わせてみてください。
ATM独自の手数料に注意する
ATMは各会社やオーナーによって手数料が異なる場合もあります。キャッシングするときには、どのATMであれば手数料を抑えられるのかを確認しましょう。
必要な金額のみを引き出す
キャッシングの金額が大きいほど、利息や手数料も多くなります。キャッシングサービスを利用するときは、事前に使用する金額を計算し、その金額に合わせて引き下ろすことが大切です。
ATMは安全な場所・時間帯のみに使うようにする
窃盗やスリのような犯罪から身を守るために、空港や銀行のような安全な場所、もしくは夜間を避けて利用しましょう。
スキミングによるカード情報の流出に注意
スキミングとは、不正に入手したカード情報を盗んで不正利用する犯罪行為です。最近では接触せずにカード情報を盗むことも可能になっているため、スキミング防止用のカードケースを用いるのもオススメです。
現金とカードはすぐにATMから取り出す
海外ATMは安全のため、カードをすぐに取り出さないと機械内に回収されてしまうことがあります。迅速に取り出すようにしましょう。万が一吸い込まれたら、カード会社へ早急に相談してください。
カード会社の番号を控えておく
紛失やトラブルがあった時にすぐに連絡できるよう、カード会社の連絡先を紙に控えておきましょう。
| 関連ページ 💡 おすすめの海外キャッシングは？7社のクレジットカードを比較 |
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お得なレートと手数料で海外での現金引き出しができる：Wise（ワイズ）
海外旅行・滞在中のATMからの現金の引き出しにはWiseデビットカードが役立ちます。Wiseデビットカードでは両替時の為替手数料が格安で、海外事務手数料も無料のため、海外旅行・滞在中のコストを大幅に抑えることが可能です。
【Wiseデビットカードの特徴】
- 多くの国で活躍：150ヶ国以上でのデビットカード決済ができ、年会費も無料です。
- 最適な為替レート：上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで日本円を外貨へ両替することができます。
- 低額な両替手数料：0.60%～（2025年10月時点）の低額な手数料で、海外旅行での支払いに最適です。
- 決済時に自動で両替：アカウントに外貨を保有していなくても、一番お得な手数料を持つ通貨から自動で両替し、現地通貨で決済が可能です。
- 海外ATMから無料出金：海外でも毎月2回、合計3万円まで無料で出金できます（※ATMから別途手数料が請求される場合があります）。
- 海外事務手数料ゼロ：クレジットカードの高額な海外事務手数料を節約できます。
- バーチャルカードも発行可能：Wiseアカウントでバーチャールカードを作成することで、オンラインでの決済などに利用できます（発行料も無料）。
- 安心のセキュリティ：紛失・盗難に遭っても、アプリ内ですぐにカードを停止することで、不正利用を未然に防げます。
一番の大きな魅力は、リアルタイムの為替レートで決済・両替できることです。一般的なクレジットカードなどでは両替するときに上乗せ手数料が加算されますが、Wiseではそのままのレートで取引できます。
また、外貨での決済時に支払い額に追加される手数料である「事務手数料」も低く、銀行の最大3分の1程度に抑えられる場合もあります。カードの発行には1,200円の手数料がかかりますが、年会費や月額手数料は一切かからず、アカウント開設も全てオンラインで完結します。
また、毎月2回、合計3万円までは無料で現金のATM引き出しが可能です。引き出しの詳細は以下の表をご確認ください。
Wiseデビットカードを海外で使った際の手数料について
WiseカードのATM手数料は、月々の利用額に応じて非常にお得な料金体系になっています。
1か月あたり最大3万円までの現金引き出し
| 条件 | 手数料 |
|---|---|
| 毎月2回までの出金 | 無料 |
| 3 回以上の引き出し | 1回の出金あたり70円 |
1ヵ月あたり3万円以上
| 条件 | 手数料 |
|---|---|
| 毎月2回までの出金 | 3万円を超えた引き出し額の1.75% |
| 3 回以上の引き出し | 70円 + 3万円を超えた引き出し額の1.75% |
Wiseカードは、デビットカードなので、クレジットカードでの外貨の借り入れではなく、アカウント内の残高にある分だけの引き出ししかすることができません。そのため、クレジットカードのようについ使いすぎてしまい、帰国後の請求に驚く…といった事態を防げます。アプリで利用履歴がリアルタイムに通知されるため、常に旅行中の支出を把握できます。
旅行後にアカウント内に余ってしまった外貨も、Wiseアカウント内で簡単に日本円に戻せます。無理に両替しなくても、次の旅行用に置いておいてもOKです。
海外での現金の引き出しにぜひWiseを検討してみてください。
海外キャッシングは借入れ期間が短いほどお得になる
海外キャッシングは、資金が手元にないときでも必要な物をすぐに購入できる支払い方法です。一方で支払いが滞ると利息が増え、外貨両替よりも手数料がかかるデメリットを持ちます。支払いを忘れやすい人は、繰り上げ返済で早めに返す、もしくはWise（ワイズ）を利用するのがお勧めです。
Wiseはデビットカードなので、利息が増えることもありません、Wise内口座のチャージも即時行えることも多いので、海外で滞在するときにはぜひご利用ください。
ソース
- MUFG｜MUFGカード カードローン・キャッシング｜クレジットカードなら三菱UFJニコス
- Travelex｜Order Your Currency
- Travelex｜よくあるご質問（FAQ）
- Visa｜Exchange Rate Calculator - Currency Converter
- MUFG｜外貨でのショッピングご利用代金を円貨へ換算するための事務処理手数料改定のお知らせ
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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