OCBC銀行の口座開設方法、口座の種類、手数料や必要書類をまとめて解説

Hikaru Osaka

2025年5月9日

8分で読めます

シンガポールに移住される方やお住まいの方で、OCBC銀行の口座開設を考えている方も多いのではないでしょうか。OCBC銀行は、シンガポールで最も歴史の長く、1932年に3つの地方銀行が合併して設立された銀行です。グループ全体としては19の国と地域におよそ420支店を構えるメガバンクで、主要市場はシンガポールの他に、マレーシア、インドネシア、中国となっています。¹

そんなOCBC銀行には利用者に嬉しい金利の高い口座など、口座の種類も豊富です。今回はOCBC銀行の口座開設をご検討中の方に、オンラインでの口座開設方法や口座の種類、手数料や必要最低入金額、必要書類などまるっと全て解説します。最後に海外通貨を保有する上でお得な為替レートの口座もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次🔖
OCBC銀行の口座開設メリットと口座の種類 OCBC銀行の口座開設のメリット OCBC銀行の口座の種類 OCBC銀行の口座維持にかかる手数料 OCBC銀行の口座開設に必要な条件 OCBC銀行を開設するのに必要な書類 OCBC銀行の口座開設に必要な最低入金額 OCBC銀行の口座開設方法オンラインでOCBC銀行の口座開設をするシンガポールの支店でOCBC銀行の口座を開設するまとめ

目次🔖

OCBC銀行の口座開設メリットと口座の種類

OCBC銀行の口座開設のメリット
OCBC銀行の口座の種類
OCBC銀行の口座維持にかかる手数料

OCBC銀行の口座開設に必要な条件

OCBC銀行を開設するのに必要な書類

OCBC銀行の口座開設に必要な最低入金額
OCBC銀行の口座開設方法

オンラインでOCBC銀行の口座開設をする
シンガポールの支店でOCBC銀行の口座を開設する

まとめ

OCBC銀行の口座開設メリットと口座の種類

OCBC銀行の口座開設メリットと口座の種類をご紹介します。

OCBC銀行の口座開設のメリット

OCBC銀行の口座を開設するメリットは、シンガポールの現地企業で働く場合に給料を安心・安全に受け取れるという点と、為替手数料を節約できるという点です。

シンガポール企業で働く場合、お給料の受け取りに現地口座が必要になることが多いです。OCBC銀行の口座を開設しておけば、現地での就職後もスムーズにお給料を受け取ることができます。

また、OCBC銀行の口座があれば、普段のお買い物で為替手数料や海外利用手数料のかかる日本のクレジットカードを現地で使う必要がありません。口座に入れているシンガポール・ドルで支払いできるので、現地でのお買い物や支払いに手数料がかかることがなく便利です。

OCBC銀行の口座の種類

OCBC銀行には主に普通預金口座、貯蓄口座、外貨口座、定期預金口座などがあります。それぞれの口座と特徴を以下の表にまとめました。

口座の名前	口座の種類	特徴
360 Account	普通預金口座	給与から最初の10万シンガポール・ドルを入金して貯金や支出をすると、年間最大4.65%の利息がつく²
Bonus+ Savings account	普通預金口座+ボーナス金利	引き出しを行わない場合は年間1.65%の利息がつく³
Global Savings Account	外貨口座	日本円を含む10種類の外貨で取引が可能⁴
Time deposit (Fixed deposit)	定期預金口座	普通預金口座に比べて高い利息がつく⁵

「360 Account」は日常使いにぴったりな普通預金口座です。初めの10万シンガポール・ドルの給与を入金して貯蓄や支出をすると、年間最大4.65%の利息がつきます。

「Bonus+ Savings account」は普通預金口座としての機能の他に、1ヶ月間引き出しを行わない場合にボーナス金利がつく口座です。例えば、500シンガポール・ドル以上を入金して、同月に引き出しを行わない場合、追加のボーナス金利を獲得できます。

「Global Savings Account」は、日本円や米ドルを含む10種類の通貨で取引ができる外貨口座です。OCBCデビットカードを使用すると外貨取引手数料がかからないというメリットがあります。

最後に「Time deposit (Fixed deposit)」は高いリターンが期待できる定期預金口座です。普通口座に比べて高い金利を得ることができるので、シンガポールで定期預金を行いたいという場合におすすめです。

OCBC銀行の口座維持にかかる手数料

OCBC銀行の口座にかかる手数料は以下の通りです。

口座	手数料	条件
360 Account	2シンガポール・ドル	1日の平均残高が3,000シンガポール・ドル未満の場合、月に2シンガポール・ドル。ただし初年度は手数料なし⁶
Bonus+ Savings account	2シンガポール・ドル	1日の平均残高が3,000シンガポール・ドル未満の場合、月に2シンガポール・ドル⁶
Global Savings Account	なし⁶	-
Time deposit (Fixed deposit) ※シンガポール・ドルの場合	なし⁶	-

「360 Account」と「Bonus+ Savings account」では1日の平均残高が3,000シンガポール・ドルを下回った月は2シンガポール・ドルの手数料がかかります。ただし、「360 Account」では初年度は手数料無料となっています。

その他の「Global Savings Account」、「Time deposit (Fixed deposit)（※シンガポール・ドルの場合）」の口座維持費は必要ありません。

OCBC銀行の口座開設に必要な条件

OCBC銀行の口座開設には、以下の条件を満たしている必要があります。

18歳以上であること（「Bonus+ Savings account」のみ16歳以上）
外国人の場合、パスポートと有効なビザ（就労ビザ（EP）またはSパスまたは学生ビザなど）⁷

「Bonus+ Savings account」の16歳以上という例外を除き、ほとんどの口座を開設する上で18歳以上である必要があります。また、外国人の場合はパスポートの他に、就労ビザ（EP）またはSパスまたは学生ビザなどシンガポールで有効なビザの提示も必要です。

OCBC銀行を開設するのに必要な書類

パスポートとビザの他に、シンガポールの住所証明も必要です。電話料金や銀行取引明細書、半年ごとのCPF明細書（=Central Provident Fund、中央拠出年金）などの書類の提出が必要となります。⁷

OCBC銀行の口座開設に必要な最低入金額

OCBC銀行の口座開設に必要な最低入金額は、口座の種類によって異なります。「360 Account」では1,000シンガポール・ドル、「Bonus+ Savings account」「Time deposit (Fixed deposit)」では5,000シンガポール・ドルが、「Global Savings Account」では通貨によって最低入金額が異なります。

口座	最低入金額
360 Account	1,000シンガポール・ドル⁶
Bonus+ Savings account	5,000シンガポール・ドル⁶
Global Savings Account	• AUD 5,000 • GBP 5,000 • CAD 5,000 • HKD 50,000 • CHF 5,000 • JPY 500,000 • CNH 250,000 • NZD 5,000 • EUR 5,000 • USD 5,000⁴
Time deposit (Fixed deposit)	5,000シンガポール・ドル ※シンガポール・ドルの場合⁵

OCBC銀行の口座開設方法

OCBC銀行の口座開設はオンラインアプリと支店で行うことが可能です。必要な書類と最低入金額を準備して進めましょう。

オンラインでOCBC銀行の口座開設をする

オンラインでの口座開設の場合、OCBC銀行のホームページから手続きが可能です。

口座開設したい口座の「Apply online」というボタンをクリック
アプリのダウンロードが必要なため「Apply via OCBC app」を選択
口座のみかクレジットカード付きの口座かを選択
アプリをダウンロードして必要な項目を入力する
必要書類をアップロードして完了²

シンガポールの支店でOCBC銀行の口座を開設する

OCBC銀行の支店でも口座開設が可能です。必要書類とパスポート、最低入金額を用意してシンガポール国内33カ所⁸にある支店で手続きを行いましょう。

まとめ

OCBC銀行の口座開設をオンラインでする方法や口座の種類、手数料や必要最低入金額、必要書類など解説しました。シンガポール現地口座として給料の受け取りなどにOCBC銀行は便利です。

一方で、シンガポール・ドルを日本円や外貨に両替する際などは、OCBC銀行独自の手数料がかかってしまいます。そこで併せて活用したいのがWiseです。

Wiseでは日本円を含めた40種類以上の外貨を保有でき、さらに為替レートは市場レート（ミッドマーケットレート）となっているので隠れた手数料がかからずお得に両替することができます。便利なデビットカードでお買い物も簡単です。

ぜひシンガポール・ドルを含めた外貨の保有や送金には、Wiseも併せてご活用ください。

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ソース：

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。

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