カンボジアでおすすめのeSIM5選|料金の比較や注意点、設定方法も解説

Hikaru Osaka

この記事では、カンボジアで使えるeSIMの料金やおすすめプラン、選び方のポイントをわかりやすく解説します。さらに、旅行中の支払い・両替をお得にする「Wise(ワイズ)」の使い方もご紹介。スマートに通信と決済を管理して、快適なカンボジア滞在を楽しみましょう。

Wise(ワイズ)について知りたい 💡

目次 🔖

そもそもeSIMとは?

eSIMについての画像

eSIM(イーシム) とは、スマートフォン本体に内蔵されている「埋め込み型のSIM」のことです。従来のようにカードを差し替える必要がなく、専用アプリやQRコードを読み取るだけで通信回線を開通できます。

旅行で使う場合は、空港でSIMカードを購入したり、店舗を探したりする手間が省けるのが大きなメリットといえるでしょう。機種によってはスマートフォン1台で複数の回線を切り替えられるため、普段使っている日本の電話番号を残したまま、カンボジアでのデータ通信を利用することも可能です。


eSIMとSIMカードの違い

eSIMとSIMカードの違い

スマートフォンで通信を行なうためには、通信事業者の情報が登録された「SIM」が必要です。これまで主流だったのは、カード型の「SIMカード」でしたが、近年はスマートフォン本体に内蔵された「eSIM」が急速に普及しています。

ここでは、旅行前に知っておきたい両者の違いをわかりやすく比較してみましょう。

項目eSIMSIMカード
形状スマートフォン内蔵型物理カード
開通方法購入後にQRコードやアプリで即時有効化現地や空港で受け取り、差し替えて利用
回線の切り替えスマートフォンの設定画面から変更可能カードを抜き差しして切り替え
紛失・破損リスクなしあり
海外での利用渡航前に購入・設定が可能、現地ですぐに使える現地で購入・交換する必要あり(国内やオンラインでの事前購入・設定が可能な場合もあり)

カンボジアで利用できるeSIMの料金一覧

カンボジアで利用できるeSIMの料金一覧

カンボジアで利用できるeSIMの、滞在期間に合わせた平均料金を紹介します。eSIMを選ぶ際の目安にしてみてください。1,23

滞在期間容量平均料金
1週間滞在する場合1GB約800円
10日間滞在する場合3GB約1,900円
2週間滞在する場合5GB約2,100円
1ヵ月間滞在する場合10GB約3,400円

(※2025年10月9日時点での情報を参照しています。)


カンボジア旅行前のeSIMの購入で気を付けたいポイント

カンボジア旅行前のeSIMの購入で気を付けたいポイント

eSIMは手軽に導入できますが、対応機種や通信エリアなど、購入前に確認しておきたい点もあります。ここでは、カンボジアで利用するeSIMを選ぶための注意点を3つのポイントに分けて紹介します。

対応スマートフォンを事前に確認!SIMロック解除も忘れずに

eSIMはすべてのスマートフォンで利用できるわけではありません。iPhoneではiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降、AndroidではGoogle PixelやGalaxyの一部機種などに対応していますが、端末によってはeSIM非対応のものもあります4,5。購入前に対応機種リストを必ずチェックしておきましょう。

また、キャリアで購入した端末には「SIMロック」がかかっている場合があります。ロックが解除されていないと、海外のeSIMが使えないこともあるため注意が必要です。出発前に、契約している通信会社のマイページなどから、解除手続きを済ませておきましょう。

データ通信が中心!現地の電話番号付きが欲しい場合には不向き

eSIMの多くは、データ通信専用タイプです。現地の電話番号付きのプランは少なく、SMS認証や通話を利用したい人にはやや不向きです。

とはいえ、LINEやZoom、WhatsAppなどの通話アプリは問題なく使えるため、家族や友人とのやりとりには支障ありません。観光や短期出張など、インターネット接続がメインの利用であれば、データ専用eSIMでも十分快適に過ごせます。現地通話が必要な場合のみ、別途プリペイドSIMを検討するとよいでしょう。

観光地によって通信速度に差あり!提携キャリアもチェック

カンボジア首都プノンペンやシェムリアップなどの都市部では、比較的安定した通信が可能ですが、アンコール遺跡周辺や郊外に行くと電波が弱く、通信速度が大きく低下することがあります。

観光地を中心に移動する旅行では、通信の安定性が快適さを左右します。できるだけスムーズに利用するためには、現地で通信品質の高いキャリアと提携しているeSIMを選ぶことが大切です。

カンボジアの主要キャリアには「Smart」「Metfone」「Cellcard」などがあり、購入前にどのネットワークを利用しているかを確認しておくと安心です。口コミや評判もチェックしながら、自分に合ったプランを選びましょう。⁶


カンボジアでの旅行・滞在におすすめのeSIM5選

カンボジアでの旅行・滞在におすすめのeSIM5選

カンボジアで快適にインターネットを利用するなら、旅行者向けのeSIMプランを上手に選ぶことが大切です。ここでは、短期から中期滞在まで幅広く対応できる人気のeSIMサービスを5つ紹介します。

Trifa(トリファ)

Trifaは、日本の企業が運営する信頼性の高いeSIMサービスで、200の国と地域に対応しています。カンボジアはもちろん、近隣のタイやベトナムなど東南アジア諸国への渡航時にも利用できるため、周遊旅行にも便利です。

24時間、日本語でのチャットサポートが受けられるので、通信トラブルや設定の不具合が起きても、日本語で相談できます。1GBから無制限プランまで幅広いデータ容量が用意されており、旅行の目的や滞在期間に合わせて選べるのもポイントです。初めての海外旅行や英語に自信がない方にもおすすめできる、使いやすさとサポート力を兼ね備えたサービスです。3

データ容量日数料金
1GB3日790円
3GB7日1,960円
10GB15日4,500円
20GB31日10,030円

(※2025年10月9日時点での情報を参照しています。)

Airalo(エラロ)

Airaloは、世界初のグローバルeSIMストアとして知られる人気サービスで、200以上のエリアに対応しています。

カンボジアプランは1GB650円~とリーズナブル。24時間チャットサポートにも対応しているのでトラブル時も安心です。「とにかく安く快適にインターネットを利用したい」という方におすすめのeSIMサービスです。2

データ容量日数料金
1GB3日650円
5GB7日1,850円
10GB15日3,100円
20GB30日4,900円

(※2025年10月9日時点での情報を参照しています。)

Nomad eSIM

Nomad eSIMは、アメリカ発の人気eSIMサービスで、200以上の国と地域で利用できます。1GBから20GBの大容量まで幅広いプランがそろい、短期旅行から長期滞在まで対応可能です。

購入から開通まで数分で完了し、すぐに通信を始められる手軽さが魅力です。チャットサポートは日本語にも対応しているので、英語が苦手な方でも安心して利用できます。1

データ容量日数料金
1GB7日884円
5GB30日2,211円
10GB30日3,538円
20GB45日5,307円

(※2025年10月9日時点での情報を参照しています。)

Glocal eSIM

Glocal eSIMは、日本企業が運営するeSIMサービスで、160以上の国と地域に対応しています。無制限プランが人気で、通信量を気にせず快適に利用したい旅行者にぴったりです。

さらに、複数の国をまたいで使える周遊プランもあり、東南アジアを巡る旅にも便利です。時期によってはお得なキャンペーンが開催されることも多く、コストを抑えて利用できるのもうれしいポイント。旅行前に公式サイトをチェックしておくのがおすすめです。7

データ容量日数料金
無制限3日1,680円
無制限7日2,980円
無制限30日3,980円

(※2025年10月9日時点での情報を参照しています。)

World eSIM

World eSIMは、日本国内で長年通信事業を手がける上場企業が運営する信頼性の高いeSIMサービスです。200以上の国と地域で利用でき、カンボジアにも専用プランを展開しています。

期間や容量に応じた通常プランに加え、無制限プランやデイパスプランも用意されているため、滞在スタイルに合わせて柔軟に選べるのが魅力です。現地ではCellcardやMetfoneなど主要キャリアのネットワークを利用し、安定した通信環境を確保。日本企業ならではの品質とサポート体制で、初めての海外eSIM利用でも安心して使えます。8

データ容量日数料金
500MB10日380円
1GB7日970円
無制限1日980円
無制限5日4,270円

(※2025年10月9日時点での情報を参照しています。)


カンボジアに着いたときのeSIMの設定方法

カンボジアに着いたときのeSIMの設定方法

「eSIMの設定は難しいのでは?」と不安に感じる方も多いかもしれませんが、誰でも簡単に利用できます。iPhoneとAndroidそれぞれの設定手順をわかりやすく紹介します。

Phoneでの設定手順

iPhoneの場合のeSIM設定手順は以下のとおりです。

1.「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」をタップ
2. 事前に受け取ったQRコードをカメラでスキャン
3. プロファイルのダウンロードが完了したら「完了」をタップ
4.「設定」→「モバイル通信」をタップ
5.「モバイル通信」内から利用するeSIMを選択
6.「この回線をオンにする」をオンにする
7. 同画面内の「データローミング」をオンにする

※ eSIMの種類によって手順7は不要

Androidでの設定手順

Androidの場合のeSIM設定手順は以下のとおりです。

1.「設定」→「ネットワークとインターネット」をタップ
2.「SIM」の横にある「+」をタップ
3. 事前に受け取ったQRコードをカメラでスキャン
4. 画面の指示に従ってプロファイルをインストール
5.「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」をタップ
6.「ダウンロード型SIM」内から利用するeSIMを選択
7.「SIMを使用」をオンにする
8. 同画面内の「ローミング」をオンにする

※ eSIMの種類によって手順8は不要

なお、機種やOSのバージョンにより、設定画面の表記が異なる場合があります。


カンボジアでの旅行や滞在にeSIMを使うメリット・おすすめな理由

カンボジアでの旅行や滞在にeSIMを使うメリット・おすすめな理由

海外でインターネットを利用する方法はいくつかありますが、eSIMは手軽さとコスパの良さで人気を集めています。ここでは、カンボジアでeSIMをおすすめする理由を3つのポイントに分けて紹介します。

出発前に準備して、現地ですぐ使える

eSIMは日本にいるうちに購入・設定ができるため、出発前に通信環境を整えられます。

カンボジアに到着したら電源を入れるだけでインターネットに接続でき、SIMカードの差し替えや現地での購入は不要です。空港のショップで並ぶ手間もなく、すぐに地図アプリやメッセージアプリを利用できます。

さらに、Wi-Fiレンタルのような機器の受け取りや返却も必要ないため、費用を抑えつつ荷物も軽く済みます。スムーズに旅を始めたい方にぴったりの便利な通信方法です。

日本の電話番号をそのまま使えて安心

eSIM対応スマートフォンなら、1台で2つの回線が使える「デュアルSIM」が利用できます。これにより、日本の電話番号を残したまま、カンボジア用の回線を追加することが可能です。

SMS認証もいつもどおり行なえるため、セキュリティ面でも安心。もちろん、LINEやWhatsAppなどの通話アプリも問題なく利用できるので、家族や職場との連絡もスムーズです。

滞在期間や使い方に合わせて選べる

カンボジアで利用できるeSIMは、1GBから無制限までさまざまなプランが用意されており、1週間、10日、1ヵ月など、滞在期間に合わせて細かく選べます。また、データ容量が足りなくなった場合はオンラインで簡単に追加チャージが可能です。

短期旅行から長期滞在まで、利用スタイルに合わせて柔軟に選べるのがeSIMの大きな魅力です。


カンボジア滞在中の決済や両替をお得な手数料で:Wise(ワイズ)

カンボジア滞在中の決済や両替をお得な手数料で:Wise(ワイズ)

カンボジア旅行中のショッピングやレストランでの支払いには、クレジットカードを使う方も多いでしょう。日本のクレジットカードは「海外事務手数料」として、利用額の1.60%~3.85%ほどが上乗せされるケースがほとんどで、気付かないうちに大きな差になることも少なくありません。9~18

そこでおすすめなのがWise(ワイズ)のデビットカードです。「海外事務手数料」がかからないため、よりお得に海外旅行を楽しめます。

【Wiseデビットカードの特徴】

  • 多くの国で活躍:150ヶ国以上でのデビットカード決済ができ、年会費も無料です。
  • 最適な為替レート:上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで日本円を外貨へ両替することができます。
  • 低額な両替手数料:0.60%~(2025年10月時点)の低額な手数料で、海外旅行での支払いに最適です。
  • 決済時に自動で両替:アカウントに外貨を保有していなくても、一番お得な手数料を持つ通貨から自動で両替し、現地通貨で決済が可能です。
  • 海外ATMから無料出金:海外でも毎月2回、合計3万円まで無料で出金できます(※ATMから別途手数料が請求される場合があります)。
  • 海外事務手数料ゼロ:クレジットカードの高額な海外事務手数料を節約できます。
  • バーチャルカードも発行可能:Wiseアカウントでバーチャールカードを作成することで、オンラインでの決済などに利用できます(発行料も無料)。
  • 安心のセキュリティ:紛失・盗難に遭っても、アプリ内ですぐにカードを停止することで、不正利用を未然に防げます。

一番の大きな魅力は、リアルタイムの為替レートで決済・両替できることです。一般的なクレジットカードなどでは両替するときに上乗せ手数料が加算されますが、Wiseではそのままのレートで取引できます。

また、外貨での決済時に支払い額に追加される手数料である「事務手数料」も低く、銀行の最大3分の1程度に抑えられる場合もあります。カードの発行には1,200円の手数料がかかりますが、年会費や月額手数料は一切かからず、アカウント開設も全てオンラインで完結します。

現在、Wiseはアカウント内での日本円からカンボジア・リエルへの両替に対応していませんが、上記の特徴にもあるように、カード決済時にレートと手数料が一番お得な通貨から自動で両替、決済されるので、カンボジアでも安心して現地通貨を利用できます。

カンボジア旅行時には、ぜひWiseのデビットカードをご活用ください。

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まとめ:カンボジア旅行をもっと快適に、もっとお得に

カンボジア旅行では、事前にeSIMを準備しておくことで、到着直後から快適にインターネットを利用できます。SIMカードの差し替えや現地での購入が不要なうえ、Wi-Fiレンタルよりも安くて手軽です。

さらに、Wiseのデビットカードを併用すれば、両替や決済時の手数料を大幅に節約できます。現地通貨やクレジットカードの使い分けに悩むことなく、旅先での支払いもスムーズです。データ通信もお金の管理も、賢くスマートに整えて、安心してカンボジア滞在を楽しみましょう。

Wise image

おすすめのページ 🌸 カンボジアで使えるクレジットカードは?普及率はどれくらい?

ソース
  1. カンボジア eSIM、USD から 6 | プリペイド トラベル eSIM | ノマド
  2. カンボジアのeSIM、最低金額¥650
  3. カンボジア旅行のeSIM。スマホアプリでネット接続 - トリファ
  4. iPhoneでeSIMを設定する - Apple サポート (日本)
  5. eSIM に対応した Android スマホにはどんな機種がある? eSIM の基礎知識やメリット・デメリットもおさえよう
  6. 【2025年版】カンボジアで使えるおすすめのeSIMやSIMカードとは?現地SIM事情から解説 - Telecom Times | 海外旅行・Wi-Fi・SIMのお役立ち情報
  7. 日本でも海外でも通信使うなら Glocal eSIM
  8. カンボジアで使えるeSIM | World eSIM
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