イギリスで現金は必要?旅行の費用相場はいくら?【2025年最新】

Nur Afiqah MK

「イギリス旅行の準備をしているけど、現金はいくら持って行けばいいんだろう?」「キャッシュレスが進んでいるって聞くけど、本当にカードだけで大丈夫?」
イギリスへの旅行を前に、こんな疑問を感じていませんか?

実は、イギリスはキャッシュレス化がかなり進んでいて、ほとんどの場面でカード決済ができます。でも、イギリスで現金が必要になる場面もいくつかあるんです。

この記事では、イギリス旅行の費用の目安から、キャッシュレス決済の実際の状況、そしてイギリスで現金があると便利な5つの場面まで詳しくご紹介。さらに、海外でお得に使えるWise(ワイズ)のようなサービスについても解説します。

※ 本記事の為替計算レート:1ポンド=204.51 円(2025年10月9日時点)

Wise(ワイズ)アカウントについて 💡

目次 🔖

イギリス旅行で現金はいくら必要?

イギリスは日本よりもずっとキャッシュレス化が進んでいて、カード決済が当たり前の国です。スーパーやレストランはもちろん、交通機関や露店まで、ほとんどの支払いはクレジットカードやデビットカードのタッチ決済(コンタクトレス)でOK。

でも、イギリスで現金が全くないのもちょっと心配ですよね。カード決済システムのトラブルや、まれに現金しか使えない場面に出くわすこともあります。

そこで、基本的にはカード決済をメインにして、念のため50〜100ポンド(約1〜2万円) 程度のイギリス現金を持っておくのがおすすめです。

カードブランドは、VisaかMastercardなら問題なく使えます。一方で、American Express(アメックス)は使えるお店が限られることも。日本でよく使われているJCBは、イギリスではほとんど使えないので注意してくださいね。

関連ページ 💡 イギリス旅行でおすすめのクレジットカードは?

旅行日数別で必要な費用の目安 1-15

イギリス旅行の費用は、滞在日数や目的によって大きく変わります。ここでは、代表的な滞在日数である「4泊6日」と「5泊7日」のモデルケースをご紹介します。

まずは費用のポイントをチェックしてみましょう。

  • 航空券:LCCなら安く、フルサービスキャリアなら高くなる傾向。ただし、現在LCCでの日本からの直行便はない
  • 海外旅行保険:日数に応じて加入を推奨。費用目安は保証内容、旅行日数、年齢などによって異なる。クレジットカード付帯の保険も可
  • 宿泊費の目安:ここではホテルランク3つ星でシミュレーション
  • イギリスで必要な現金の目安:1日あたり約7,000〜12,000円程度

※ 価格は為替レート、旅行シーズン、予約時期により変動します

4泊6日でイギリス旅行する場合の費用

4泊6日でイギリス旅行する場合の費用相場は、28万円〜35万円程度です。この期間にイギリスで持っておく現金の目安は、50ポンド(約10,200円) もあれば十分でしょう。

費用の目安
航空券 ※1(直行・往復・エコノミー)約155,000円〜200,000円
海外旅行保険 ※2約1,500円〜3,500円
宿泊費 ※3(例:3つ星ホテル)約50,000〜100,000円
観光・ツアーなど約20,000円
食事代約40,000円~60,000円
交通費約9,000円
通信費約2,000円~4,000円
合計279,000円~348,500円

※ 価格は為替レート、旅行シーズン、予約時期により変動します

5泊7日でイギリス旅行する場合の費用

5泊7日のイギリス旅行における費用相場は、30万円〜38万円程度。イギリスで持参する現金は50〜100ポンド(約10,200円〜20,500円) あれば、ほとんどの場面に対応できます。

費用の目安
航空券 ※1(直行・往復・エコノミー)約155,000円〜200,000円
海外旅行保険 ※2約1,500円〜3,500円
宿泊費 ※3(例:3つ星ホテル)約62,500〜125,000円
観光・ツアーなど約30,000円
食事代約50,000円~70,000円
交通費約10,000円
通信費約2,000円~3,000円
合計301,450円~383,000円

※1 Trip.comによる東京↔ロンドン間の検索結果(2025年10月9日時点)
※2 保証内容、旅行日数、年齢などにより変動
※3 Booking.comによる宿泊費の検索結果(2025年10月9日時点)
※ 価格は為替レート、旅行シーズン、予約時期により変動します


イギリス旅行で現金が必要になる5つの場面

イギリス旅行では「ほとんど現金は必要ない」と言っても、以下のような場面ではイギリス現金があると便利です。

  1. 地方の小さな個人店やパブ
  2. 市場やフリーマーケット
  3. チップを直接渡したいとき
  4. 一部の有料トイレ
  5. カードが使えない等のトラブル時

地方の小さな個人店やパブ

地方の小さな個人店やパブ

ロンドンなどの大都市を離れ、地方の小さな村を訪れると、昔ながらの個人商店や家族経営のパブに出会うことがあります。

こうしたお店では、まれにカード決済端末が導入されていない、あるいは最低利用金額が設定されている場合があります。イギリスはキャッシュレス社会のため、お酒1杯からでもカードが使えることがほとんどですが、念のため少額のイギリス現金があると安心です。

市場やフリーマーケット

市場やフリーマーケット

フリーマーケットとは、アンティーク雑貨や古着、手作りのアクセサリー、食品など、さまざまなお店が並ぶ蚤の市のことです。ロンドンには「ポートベロー・マーケット」や「カムデン・マーケット」など、活気あふれるマーケットがたくさんあります。

多くのお店でカード決済が可能ですが、個人が出店している小さなストール(露店)などでは、現金のみの取り扱いとなることもあります。

一部の有料トイレ 16

一部の有料トイレ

イギリスでは、主要な駅や観光地の公衆トイレが有料の場合があります。料金は20〜50ペンス程度が目安です。最近ではカードのタッチ決済に対応したトイレも増えていますが、古いタイプのトイレでは硬貨しか使えないことも。いざという時のために、小銭を少し持っておくと困りません。

カードが使えない等のトラブル時

万が一、持っているクレジットカードが磁気不良で読み取れない、お店の決済端末が故障している、といった予期せぬトラブルが発生する可能性もあります。また、紛失や盗難に遭った場合も想定し、緊急用のイギリス現金を持っておくと安心ですね。

チップを直接渡したいとき

イギリスにはチップの文化があります。レストランでは会計時にカードで支払うのが一般的ですが、ホテルのポーターに荷物を運んでもらった時や、ルームサービスのスタッフへ感謝の気持ちを伝えたい時など、1〜2ポンド硬貨をさっと渡せるようにしておきましょう。


イギリスのチップ、相場は?スマートな支払い方法 17

イギリスのチップ文化はアメリカほど厳格ではありませんが、良いサービスを受けた際に感謝を示す習慣があります。

レストランでのチップ(サービス料込みか確認)

レストランでのチップは、会計の10〜15%が目安です。ただし、伝票に「Service Charge」や「Gratuity」といった項目で、すでにサービス料(通常12.5%程度)が加算されている場合は、二重に支払う必要はありません。

  • 格安レストランやカフェ:基本的にチップは不要ですが、サービスに満足したらお釣りの小銭をテーブルに残す程度で良いでしょう
  • 高級レストラン:サービス料が含まれていない場合、15%程度のチップを支払うのが一般的です

ホテルで渡すチップの目安

ホテルで渡すチップの目安は、おおよそ以下の通りです。イギリス現金を少し用意しておくと便利ですね。

  • ポーター(荷物を運んでくれたスタッフ):荷物1つにつき1〜2ポンド
  • ハウスキーピング(部屋の清掃スタッフ):1泊あたり1〜2ポンドをベッドサイドに
  • ルームサービス:料金の10〜15%(サービス料が含まれていない場合)

タクシーでのチップ

料金の10%程度、またはお釣りの端数を切り上げて渡すのが一般的です。例えば、料金が8.5ポンドなら「10ポンドで、お釣りは結構です(Keep the change.)」と伝えるとスムーズ。

カードでチップを支払う方法

ほとんどのレストランやタクシーでは、カード決済時にチップも一緒に支払えます。支払い端末に「Do you wish to Add a GRATUITY?(チップを追加しますか?)」といったメッセージが表示されたら、追加したい金額を入力するか、表示されるパーセンテージ選択肢(一般的に10%、15%、20%など)から選択することで、簡単にチップの支払いが可能です。


カード決済の注意点:海外事務手数料について 18-21

海外でクレジットカードを使うと非常に便利ですが、利用明細を見て「思ったより請求額が多い」と感じたことはありませんか。その理由の一つが、多くのカード会社が設定している海外事務手数料です。

これは、日本円をイギリスポンドなどの外貨に換算する際に発生する手数料のことです。国際ブランドが定める為替レートに対し、カード会社が手数料として3.85%程度上乗せするのが一般的です。

例えば、100ポンド(約20,500円)の買い物を手数料3.85%のカードでした場合、約790円が手数料としてかかっている計算になります。イギリス旅行の費用を抑えたいなら、この手数料にも注目してみてくださいね。


お得な手数料と為替レートで決済・両替:Wise(ワイズ)

Wise image

イギリスでのお金の管理には、海外利用に特化したWise(ワイズ)がおすすめです。特にWiseデビットカードは、イギリスでキャッシュレス決済をメインにしたい方にぴったりです。

一般的に銀行や両替所では、市場の為替レートに「隠れた手数料」が上乗せされています。でもWiseなら、手数料が上乗せされていない本当の為替レート(ミッドマーケットレート)で両替できます。

Wiseデビットカードの魅力は、お得なレートで決済&両替できること。現地でのカード払いは、Wiseアカウント内のポンドを使えば手数料無料です。アプリで日本円をポンドに両替しておけば、イギリスで現金が必要な時にATMで引き出すこともできます。毎月30,000円まで、2回までの引き出しなら手数料はかかりません。

さらに、約40種類以上の通貨を1つのアカウントで管理できるため、イギリス以外の国へ旅行する際も便利です。カード発行手数料は1,200円のみで、年会費は無料です。

イギリス旅行の費用を抑えたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

Wise(ワイズ)アカウントを開設する 🚀


まとめ

Wise

イギリス旅行では、基本的にカードのキャッシュレス決済で快適に過ごせます。でも、チップや小さなマーケットでの買い物、万が一のトラブルに備え、50〜100ポンド(約10,200円〜20,500円)ほどのイギリス現金を持っておくと安心です。

イギリス旅行の費用を少しでも抑えたいならWise(ワイズ)がおすすめです。Wiseデビットカードは、お得な為替レートでキャッシュレス決済ができるだけでなく、イギリスで現金が必要な時にはATMから引き出せます。この際のWiseの手数料は月に2回、3万円相当までなら無料です。不要なコストはできるだけ避けて、快適にイギリス旅行を楽しみましょう。

Wise(ワイズ)カードを使ってみる 💳


イギリス旅行に関するよくある質問

両替は日本とイギリス、どちらでするべき?

日本国内での事前両替がおすすめです。空港での両替はレートが悪いため避けましょう。現地でイギリス現金が必要になった場合は、市内のATMで手数料の安いWiseのようなカードで引き出すのがお得です。

イギリスの消費税(VAT)とは?どうしたらいいの?

VATは日本の消費税にあたる付加価値税のことです。残念ながら、2021年1月以降、旅行者がイギリスで購入した商品のVAT払い戻し制度(免税手続き)は廃止されました。そのため、現在では旅行者であっても免税は受けられません。※1

ポンドの紙幣と硬貨にはどんな種類がありますか?

イギリスの通貨単位は「ポンド(Pound、£)」と、補助単位の「ペンス(Pence、p)」です。100ペンスが1ポンドに相当します。※2

  • 紙幣:5、10、20、50ポンドの4種類。50ポンド札は高額なため、小さなお店では受け取られないこともあります
  • 硬貨:1、2、5、10、20、50ペンス、そして1、2ポンドの8種類があります

※1 Revenue and Customs Brief 21 (2020): withdrawal of the VAT Retail Export Scheme - GOV.UK
※2 Current banknotes | Bank of England


ソース

  1. Trip.com | 検索結果
  2. 新・海外旅行保険【off!(オフ)】|出発当日申込みOK! | 【公式】損保ジャパン
  3. 保険料シミュレーション | 海外旅行保険「ネットde保険@とらべる」保険料約69%OFF|三井住友海上
  4. booking.com | 検索結果
  5. THE 10 BEST London Tours & Excursions (2025) - with Reviews
  6. Get your guide London
  7. Official Tickets, Passes & Prices | The London Eye
  8. Tickets and prices | Tower of London | Historic Royal Palaces
  9. United Kingdom Travel Cost - Average Price of a Vacation to United Kingdom: Food & Meal Budget, Daily & Weekly Expenses
  10. Central London Restaurants: 50% off Dinner Deals with First Table
  11. adult-fares.pdf - London
  12. London Tube fares rise by 4.6% in 2025 while bus fares frozen
  13. amazon イギリス simカード
  14. イギリス向けプリペイドeSIM - モバイルデータ無制限 – Holafly
  15. イギリス eSIM、USD から 4.5 | プリペイド トラベル eSIM | ノマド
  16. Public Toilets - City of London
  17. Tipping in London
  18. 「海外でのご利用に伴う事務処理手数料」改定のお知らせ
  19. 外貨でのショッピング利用における手数料改定のお知らせ | 三菱UFJ銀行
  20. 海外取引事務処理手数料の改定について|PayPayカード
  21. 海外でカードを利用した場合、手数料はかかりますか? | エポスカード よくあるご質問
  22. 世界中の通貨が使えるアカウント | 国境のない金融 | Wise 日本
  23. 海外旅行に便利なカード | お得に外貨が使えるカード
  24. Wiseアカウント:マルチカレンシー口座 | 外貨口座
  25. Wiseのシンプルな手数料
  26. Revenue and Customs Brief 21 (2020): withdrawal of the VAT Retail Export Scheme and the tax-free shopping concession - GOV.UK
  27. Current banknotes | Bank of England

*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。



当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。

国境のない金融

詳しくはこちら
旅行の役立つ情報

イギリス旅行でおすすめのクレジットカードはこれ!手数料を節約する賢い方法

イギリスへの旅行や留学でクレジットカードは使えるのでしょうか。イギリスで使えるクレジットカードやおすすめのクレジットカード、キャッシュレス決済の普及率などをご紹介します。イギリスでクレジットカードを使う際の注意点やWiseデビットカードと併用して海外事務手数料を削減する方法なども併せて解説します。

Hoi Yi Leung
2025年2月25日 12分で読めます

役立つ情報、ニュース、お知らせ