Paypalはオーストラリアでも使える?海外送金する際の手数料や注意点も解説!
オーストラリアから日本へPayPal(ペイパル)で送金する方法を解説。実際の手数料や為替レート、送金時の注意点から、よりお得に送金できる方法まで詳しく紹介します。
グローバル化が進んだ今日、海外への送金を取り扱うサービスも非常に多様化しています。国際送金はどの銀行・プロバイダを利用するかによって、手数料など、送金にかかるコストが大幅に変わってきます。
送金する際だけでなく海外からの送金を受け取る場合も、使うサービスや銀行によって受取額が変わることもあります。
この記事では、楽天銀行で海外からの送金を受け取る方法や手数料、為替レートなどについて詳しく解説していきます。
| 受け取り手数料 | 為替レート | 受け取りにかかるコスト | |
|---|---|---|---|
楽天銀行で受け取る場合 | 2,450円 | 為替手数料が含まれた独自の為替レート(送金銀行または楽天銀行が指定) | 2,450円+為替手数料(+中継銀行手数料) |
| 100万円以下の受け取りの場合、0円。100万円よりも多い額は、適宜受け取り手数料がかかる | 実際の為替レート | 0円(100万円以下の受け取りの場合) |
(楽天銀行 ソース 2019年2月)
海外送金を受け取る際にかかるのは、受け取り手数料だけではありません。「思ったよりもコストがかかってしまった」とならないように、全てのかかり得る手数料について知っておきましょう。
| 海外送金の一般的な手数料 | |
|---|---|
| 送金手数料 | 送金銀行でかかる手数料。普通、送金人負担だが、受取人負担を選択することもできる。 |
| 中継銀行手数料 | 送金銀行と受取銀行をつなぐ中継銀行にかかる手数料。送金人か受取人負担か選べる。しかし送金人負担を選んだとしても、受取額から引かれる可能性もある。 |
| 受取手数料 | 受取銀行で受け取るための手数料。楽天銀行では、これが2450円となっている。 |
| 為替手数料(為替の両替が行われる場合) | 為替レートに上乗せされる手数料。 |
海外送金は、送金銀行と受取銀行に直接提携関係がない場合、間をつなぐ中継銀行が必要となります。そしてこの中継銀行でも手数料がかかります。海外送金では、多いときは3つもの中継銀行を通すため、その分手数料も増えていきます。
中継銀行手数料で気を付けたいのは、実際に送金するまで正確な額がわからないということ。送金人が送金時点で中継銀行手数料を支払うこともできますが、途中でかかる中継銀行手数料によっては、受取額からさらに引かれることもあるのです。
中継銀行手数料よりもさらにわかりづらいのが、「為替手数料です。銀行や海外送金プロバイダは、多くの場合、実際の為替レートではなく、為替手数料を含んだ割高なレートを使用しています。
楽天銀行の場合は、ホームページに為替手数料について以下のような記載があります。
「外貨で到着した送金を円貨に交換のうえ円普通預金口座に入金する場合は、当行所定の為替レートを適用します。...為替レートには当行の為替手数料が含まれています。...外国為替市場の動きに合わせリアルタイムに変動します。」
具体的には、通貨によって以下の為替手数料がかかります。
| 楽天銀行の為替手数料 | |
|---|---|
| 米ドル | 1米ドルあたり25銭 |
| ユーロ | 1ユーロあたり25銭 |
| 豪ドル | 1豪ドルあたり45銭 |
| 英ポンド | 1ポンドあたり45銭 |
| NZドル | 1NZドルあたり45銭 |
| 南アランド | 1南アランドあたり30銭 |
「1米ドルあたり25銭」とは、具体的にはどういうことでしょうか?
例えば、実際の為替レートが111円/ドルで、アメリカから1000ドル分の送金があったと仮定しましょう。
実際の為替レートでは、1000ドル × 111円/ドル = 111,000 円受け取れるはずです。
しかし、楽天銀行では1米ドルあたり25銭(0.25円)の為替手数料がかかるので、
111,000 円 - 0.25円/ドル×1000ドル = 111,000円 - 2500円 = 108500円と受取額が減ってしまいます。
このように、楽天銀行の受け取り手数料2450円以外にも、為替手数料がかかっていることに気をつけたいですね。
比較的マイナーな通貨から日本円で受け取るときは特に気をつけるべきでしょう。マイナーな通貨→米ドル、米ドル→日本円といったように、2回に渡って両替されることが多いので、為替手数料が二重に取られることになるため、より受け取れる金額が減ってしまいます。
(楽天銀行 ソース 2019年2月)
数ある国際送金サービスの中には、実際の為替レートを使用しているものもあります。その代表例がWiseです。受取人にとっては、銀行や他の海外送金プロバイダの為替手数料を含んだ為替レートよりも多くの金額が受け取れる可能性が高いです。また、100万円までの受け取りであれば、受け取り手数料もかかりません。
Wiseは、国内送金を活用した独自の送金システムで、手数料だけでなく送金時間をより少なくできることも特徴です。
具体的には、イギリスから日本に送金する場合、イギリスの送金人口座→イギリスにあるWiseの口座、日本にあるWiseの口座→日本の受取人口座といったような新しい送金システムを構築しています。
利用者数は400万人以上、毎月送金額は約4160億円と、世界中で多くの人に利用されているオンラインで送金サービスです。日本でも、関東財務局に「資金稼働業者」として登録されています。
より少ない手数料で海外送金を受け取りたい場合は、送金人にWiseの使用を提案してみるのもいいでしょう。受取人はWiseでアカウントを開設する必要はなく、日本で普段使っている銀行口座を送金人に伝えるだけです。送金人が自国のWiseの口座に入金した後、Wiseの日本口座から受取人の口座に送金されます。手数料シミュレーションはこちらから簡単にできます。実際にかかる各国への海外送金日数も紹介していますので、確認してみてください。
楽天銀行で海外からの送金を受け取る場合、通常送金日+1日~3日での着金となります。ただこれはあくまでも目安であり、送金先の国の規制や手続きによって変わることもあるので注意しましょう。
また受取手続きは、送金到着の案内が届いてから10営業日以内に行う必要があります。期限内に受取手続きが行われなかった場合、送金先に返金されてしまいます。また、円普通預金口座への入金は、月曜日08:00~土曜日02:59の間に手続きを行いましょう。
楽天銀行で海外からの送金を受け取る場合、送金相手に以下の情報(英語)を伝える必要があります。
支店名は自身の支店に関わらず、「HEAD OFFICE」を送金指図に入力します。
楽天銀行での海外送金受け取りは、中継銀行は三井住友銀行に指定する必要があります。
(楽天銀行 ソース 2019年2月)
では、実際に楽天銀行で国際送金を受け取る方法を見ていきましょう。
2019年現在、海外からの送金を受け取るには、楽天銀行にマイナンバーに関する書類を提出する必要があります。まだ提出が済んでいない場合は、ホームページで方法を確認の上、受け取り前に手続きを完了させてください。
以上、楽天銀行で海外からの送金を受け取る際の手数料や手続きなどを見てきました。楽天銀行の国際送金の受取手数料は2,450円です。しかしこれ以外に中継銀行手数料がかかる可能性があります。さらに為替レートに隠れた為替手数料が含まれていることも忘れてはいけません。これらの手数料は、すべて受取額から引かれます。
Wiseのように、受け取り手数料が無料(100万円まで)、さらにリアルタイムの為替レートを採用しているために為替手数料もかからない海外送金サービスもあります。
受取額を最大にしたい場合は、送金人にWiseを提案してもいいかもしれません。受け取るだけならアカウントを開設する必要はありません。送金額と受取額がシミュレーションから簡単にわかります。Wiseが本当に一番安い海外送金の方法かどうか、他のサービスとの比較も行なっていますので、確認してみてくださいね。
楽天銀行での海外送金の受け取りに関して疑問がある場合は、以下に問い合わせてみましょう。疑問点のない状態で送金・受け取りができるといいですね。
海外送金専用ダイヤル:0120-691-075
携帯電話・PHS等:0570-081-910(通話料有料)
国際電話:03-6832-2252(通話料有料)
上記の受付時間は全て月曜日~金曜日の9:00~17:00です。(土・日・祝日・12月31日~1月3日を除く)
メールでの問い合わせはこちらから。
(楽天銀行 ソース 2019年2月)
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*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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