イタリア不動産購入ガイド:価格動向・購入手順・外国人のポイントを解説
イタリアの不動産は外国人でも購入可能です。本記事では、不動産価格の相場や購入手順、税金・住宅ローン・注意点、さらにイタリア不動産の維持管理や支払いに便利なWise(ワイズ)を分かりやすく紹介します。
イタリアへ留学・移住することが決まったら、まずは大事な銀行口座を作らなければなりません。給料の振込、費用の送金、資金管理などに必要になるので準備しておきたいものです。本記事では、イタリアの銀行口座を開設する方法と必要書類、おすすめの銀行についてまとめました。
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通常、イタリアからの送金を受け取る場合、以下の2つのコードが必要です。
イタリアはSEPAに加盟しているため、IBANコードが必要になります。しかし、日本の銀行ではIBANコードがないため、海外送金を日本の銀行を介して受け取る場合はSWIFTコードしかないと伝える必要があります。送金する人に銀行名、口座名義人名、口座番号、SWIFTコードを伝える必要があります。
世界中の金融機関がSWIFTを使用しており、SWIFTコードは海外送金をする際によく使用されるコードです。こちらを使用した場合、送金から着金するまである程度の日数がかかり、為替手数料や受け取り手数料が発生します。銀行によって日数や手数料が違うため、予測ができず、割高な手数料を支払ってしまう可能性も出るでしょう。イタリア銀行のSWIFTコードはこちらで検索できます。
Wiseのマルチカレンシー(多通貨)口座は、一つの良い代替手段になります。海外の口座情報を取得できる上、ユーロを日本円に変えずユーロのまま保有できるからです。送金側と受取側、両方とも不要な手数料を支払わずに済みます。

イタリアで銀行口座を開くには、以下の手順を踏みます。
イタリアで銀行口座の手続きをすると申込みからATMカードが届くまで2~3週間ほどかかります。
また、イタリア語での対応が基本のため、すべての銀行が英語で対応しているわけではありません。英語で対応してもらいたい場合は事前に確認することをおすすめします。
事前に口座開設のアポイントメントを取る方法は以下の3つです。
イタリアで銀行口座を開くには、18歳以上であること、そして有効な身分証明書を保有していることが求められます。
銀行口座を開くのに必要な書類:
銀行や支店によって異なる場合があるので注意が必要です。
日本にいながらイタリアの銀行口座を開くのは難しい場合が多いです。銀行が居住地について尋ねることが多く、住所証明書も求められる可能性があります。また、イタリアの個人納税者番号(Codice Fiscale)も必要な場合があります。とはいえ、2022年11月から日本でもイタリア大使館・総領事館から申請ができるようになりました。予め日本からこちらを申請できると安心です。
イタリアには、非居住者向けの口座サービスもあります。こちらは滞在期間が183日以下の場合に作れる「conto corrente estero」という銀行口座です。ただしプロセスは複雑で、すべての銀行が対応しているわけではないため、確実にこの口座を開設できるとは限りません。
イタリアの銀行でもオンラインバンクは数多く存在します。完全にデジタルで運営されるネオバンクもあります。2025年4月の現在、イタリアでは合計43つのネオバンクが存在します。、
やはり銀行よりも早く口座開設ができるのは、Wise、Revolut、N26などの欧州系デジタルバンク。お得な為替手数料と外貨両替に加えて、素早い海外送金も利用できます。
日本の銀行口座と共通点もあれば、いくつか違いもあります。
Conto Corrente(当座預金口座)
日常的に使える口座ですが、日本と違って月額料や年会費が発生する口座が多いです。ただし、必要最低残高を維持していれば免除になる場合もあるので詳細を確認すると良いでしょう。
Conto Deposito(定期預金口座)
一定期間資金を預けておくと高い利息が得られます。日本の定期預金口座では6ヶ月預金でも利息は平均0.23ほど。一方でイタリアの場合、6ヶ月預金の利息は3%まで上がります。
外国人に適した口座タイプ:
Conto Corrente non residenti(非居住者用の当座預金口座) は、イタリアで住所がなくても作れる口座です。通常のConto Correnteよりも機能は少なめですが、国際送金やATMの引き出しには困りません。とはいえ、デジタルバンクのマルチカレンシー口座なら手間をかけず、低い手数料で送金や両替ができるのでおすすめ。
イタリアで法人口座の開設:
以下の必要書類があれば、イタリアで法人口座の開設も可能です。(現地法人の設立はシンプルな手続きで済ませることができるのに比べ、支店の設立には必要書類が多いと言えます。)
イタリアでは口座を持っているだけで毎月手数料がかかります。口座維持費は銀行によって大きく異なるため、確認が必要です。大体3~15ユーロの月額料が発生します。
イタリアのオンライン当座口座の場合、維持手数料が無料のところもあり、大体0~5ユーロかかります。
銀行で発行またはオンラインバンクで発行しているかで年会費の差はありますが、大体の年会費は以下になります。
ATMカード手数料の場合、同じ銀行間での取引なら無料。他の銀行との取引の場合、大体1~2ユーロの手数料がかかります。
海外送金(日本への送金含む)にかかるコストは、送金する資金の大体1~3%です。オンラインバンクの場合はもう少し低くなります。
SWIFTとSEPAの違い:
SWIFTとは、国際送金ネットワークの一種です。受取銀行の通貨とは異なる送金をする場合にSWIFT送金を利用します。IBANを使用して送金をします。イタリアのIBANナンバー(27桁の番号)はこちらで確認できます。
SEPAは、SEPA地域内の国境を超えたユーロ(EUR)送金を国内送金と同等にする国際送金の一種です。SEPA加盟国のリストからSEPAに対応している国を確認できます。SEPAに準拠していない銀行の場合は、SWIFT送金する必要があります。
結論、これらを比較するとデジタルバンクと支店での窓口対応が徹底しているUnicreditが日本人に最もおすすめだと言えます。英語を話せるスタッフと英語資料の提供は手続きにおいても嬉しいポイント。

イタリア大手の銀行では支店数が多く、英語で窓口対応してくれるものの、口座開設には時間がかかります。そこで、Wiseのデジタルに特化した口座にすると手続き時間を短縮することが可能です。
日本からでもオンラインで口座開設ができ、お得に複数の通貨を保有できます。アプリ内でJPYをEURに換金することで日本からでもユーロを保有することができます。
Wiseが法人口座やフリーランス利用に向いている理由はさまざま。まずは、160各国以上への送金ができるので出張に最適。公平な為替レートで海外送金ができるため、Wiseデビッドカードを使えばどこでも現地通貨で決済が可能です。さらに法人アカウントを作れば、会計ソフトとの連携、Stripeや支払いリンクの作成など、さまざまなビジネス用サービスにアクセスできます。
Wiseアカウントがあれば、簡単にイタリアからユーロを受け取ることができます。
イタリアのクライアントから送金を受けるステップ:
Wiseアカウントには、銀行口座がなくてもIBANを使えるという利点があります。ヨーロッパの口座情報IBANを取得できれば、無料でユーロの送金を受け取ることができます。
送金する際に発生する為替レートは、日本や海外の銀行では高めに設定されており、多額の手数料を取られる可能性もあるので注意が必要です。為替手数料は銀行によって異なるため、しっかりとチェックする必要があります。
Wiseではミッドマーケットレートの為替レートを使用するため、送金やカードの利用時にすぐ手数料が確認できるというメリットがあります。また、海外送金の手数料を安く抑えられます。
以上、イタリアのどの銀行でも現地住所がないと条件と合わず、口座開設が厳しいことがうかがえます。マルチカレンシー口座のWiseなら、居住地関係なく、日本からでも口座開設ができます。イタリアへ渡伊する前にWiseでイタリアの口座情報を取得し、ユーロを受け取れる状態にしておくのがおすすめです。イタリア到着後、すぐにWiseカードでユーロ決済ができるようになります。
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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イタリアの不動産は外国人でも購入可能です。本記事では、不動産価格の相場や購入手順、税金・住宅ローン・注意点、さらにイタリア不動産の維持管理や支払いに便利なWise(ワイズ)を分かりやすく紹介します。