デジタルノマドにおすすめのネット銀行【2024年版ガイド】
デジタルノマドに最適な銀行、デジタル銀行、海外送金プロバイダーとは?アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、カナダでノマド生活におすすめのネット銀行を比較。
※本記事の情報は2025年9月9日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、口座をお持ちの銀行やその他の専門家にお問い合わせください。
グローバル化が進む今日、海外転勤はもはや珍しいものではありませんね。海外赴任だけでなく、留学などで海外に長期で居住する予定のある人は、制度や手続きなどについて様々な疑問があるのではないでしょうか。その代表的なものが「海外に引っ越したら、日本の銀行口座はどうなるの?」というものです。
数年後には日本に帰ってくるつもりだから口座は残しておきたい!海外からでも日本の口座を使い続けることはできるの?など、海外赴任と銀行口座に関しては知っておきたいことがたくさんあります。
そこでこの記事では、海外赴任などで海外に長期で滞在する予定がある人向けに、日本の銀行口座の扱いはどうすれば良いのかを詳しく解説します!また、日本から海外に送金する際に便利なサービスWise(ワイズ)についても見ていきます。
| 目次 🔖 |
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日本国内に1年以上住所を有しない(1年以上国外に居住する)場合、役所で「国外転出届」(または「海外転出届」)を提出し、住民票を転出することで「非居住者」となることができます。1
この場合、日本国内で年金や保険の支払いの義務が免除される場合があります。²
しかし一方で、非居住者となると日本に住所を持たないことになるので、通常通りのサービスを受けられなったり、手続きが複雑になることも。
「じゃあ、海外転勤の際は日本の銀行口座は解約しないといけないの?維持できないの?」と疑問に思う人も多いでしょう。確かに、ゆうちょ銀行などは、海外転居時は口座の解約を推奨しています3。しかし、海外転居後も日本の口座を使い続けたい場合は、以下の3つの方法があります。
銀行によっては、非居住者でも日本の口座を使い続けられるよう、特別なサービスを提供しているところがあります。日本を出国する前に申請しておけば、海外からでも振替・振り込み、残高照会、海外送金などのサービスが使えるようになります。
各銀行の非居住者向けサービスの有無・詳細は、記事の後半で説明します。
ほとんどの銀行では、口座の名義人とは別に、家族・親族などを代理人として立てることができます。4 事前に代理人届と委任状を提出すれば、登録された代理人が銀行のサービスを使うことができるようになります。この場合、出国前に銀行の登録住所を代理人のものに変更しておく必要があります。
短期滞在の場合、海外転勤届を提出せず、日本国内の実家や持ち家などの住所に住民票を残したままにしておくことも可能です。この場合、日本国内で年金や保険、各種税金などの支払いの義務が生じるため、長期滞在の場合はおすすめできないでしょう。
居住者のままである場合、銀行に登録してある住所を海外のものに変更しないことになります。つまり、銀行からの郵便物はこの住所に届きます。多くのサービスはインターネットバンキングによって通常通り使えるでしょう。
日本国内で給与の受け取りなどの利用予定がなくても、万が一のために、日本から資金を送金できるように、日本の口座は保有しておくと安心ですね。
| 関連ページ 💡 非居住者とは?定義をわかりやすく解説! |
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非居住者の扱いは各銀行によって異なります。以下は主要な銀行の、非居住者に対するサービスの有無を記したものです。
| 月額料金 | 申し込み期限 | 主要サービス | |
|---|---|---|---|
| SMBC信託銀行プレスティア | 無料※5 | 国外転出届の提出6 | プレスティアオンライン7 GLOBAL PASS8 海外ATM無料 |
| ソニー銀行 | 無料9 | 国外への住所変更届10 | 基本サービス継続利用可(外貨送金不可) |
| 三井住友銀行 | 220円11 | 出国3週間前12 | SMBCダイレクト・グローバルサービス |
| みずほ銀行 | 無料13 | 出国前申請15※銀行窓口へ予約訪問 | みずほダイレクト |
| 三菱UFJ銀行 | 300円16 | 出国2〜3週間前(サービス内容に期間が異なる) | グローバルダイレクト |
| ゆうちょ銀行 | 要確認 | 代理人設定必須17+18 | 代理人による基本取引のみ |
SMBC信託銀行プレスティアは、以下のいずれかの条件を満たす場合、口座維持手数料は無料になります。しかし、いずれにも満たない場合は月額2,200円(税込) の費用が発生します。
各銀行のサービスには、それぞれ特徴や注意点があります。詳しく見ていきましょう。
海外赴任者向けのサービスが非常に充実しており、特におすすめの銀行です。
すでにソニー銀行の口座を持っている日本国籍の方なら、簡単な手続きで海外でも口座を維持できます。
将来的に日本へ帰国する予定がある方向けの「SMBCダイレクト・グローバルサービス」を提供しています。
三井住友銀行と同様に、帰国予定のある方向けの「グローバルダイレクト」というサービスがあります。
海外勤務者向けの「日本国内送金サービス」を利用すれば、手数料は他行宛100円、みずほ銀行宛なら無料です。みずほダイレクトアプリでの外国送金(一律5,000円)と比較すると、大幅に送金コストを削減できます。14
この手続きをしないと、国内への送金でも高額な「外国送金扱い」になってしまうことがあります。サービス自体の利用料は無料です。
原則として非居住者の方には口座の解約を案内していますが、給与振込などでどうしても必要な場合は、条件付きで維持できます。
必須条件は、口座の取引を行う「代理人」を日本国内に住む者から立てることです。手続きはすべてその代理人が行うことになります。
便利なネット銀行の多くは、非居住者による利用を認めておらず、原則として口座の解約が必要です。メインバンクとして利用している場合は、早めに資金を移動するなどの準備をしましょう。具体的には、以下のネット銀行が「解約必須」となっています。
「手続きが面倒だから、バレなければ大丈夫かな?」「海外赴任中も日本の銀行口座はそのままにしとこう。」このように考えるのは、とても危険です。近年、銀行の対応は非常に厳格化しており、「非居住者」であると判明した場合、ある日突然口座が凍結されてしまうこともあります。
【非居住者であることが発覚するケース】
もし口座が凍結されてしまうと、給与の受け取りや公共料金の引き落としができなくなるだけでなく、解除のために日本へ一時帰国して手続きする必要が出てくるなど、多大な時間と労力がかかってしまいます。

銀行以外の選択肢として、Wise(ワイズ)アカウントを紹介します。Wiseマルチカレンシー口座は、海外赴任・海外移住に際してぴったりな機能がついています。場合によっては海外赴任先で新しく銀行口座を作る必要もないかもしれません。30
【Wiseアカウントの特徴】
Wise(ワイズ)アカウントは日本にいるうちに口座を開設し、日本円をチャージしておけば、海外赴任先でWiseデビットカードで日々の買い物をしたり、給与をマルチカレンシー口座に現地通貨のまま受け取ることができます。
つまり、上記の該当国(アメリカ、イギリス、ヨーロッパ、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、ハンガリーなど)に赴任する場合、Wiseマルチカレンシー口座だけで、受け取り・送金・両替・日々の支払いが全て済むでしょう。
ここで、Wiseマルチカレンシー口座の開設の手順を簡単に説明します。
さらに、該当国以外に赴任する場合にも、日本から海外への送金などにWiseが活用できるでしょう。
| おすすめのページ 🌸 Wise(ワイズ)の使い方:ステップバイステップガイド |
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Wiseの最大の特徴は、常に実際の為替レートと格安の両替手数料を使っていることです。例えば、Wiseデビットカードの両替手数料は、0.52%。日本円から米ドルに両替する際の手数料はたった0.71%です。(一般的なクレジットカードの海外事務手数料は、1.6%〜3%に設定されているものが多い)
このように、Wiseアカウント・デビットカードを使えば、海外赴任・海外移住のプロセスをシンプルで楽なものにできるかもしれませんね。
さらに、Wiseは、世界で1,600万人以上の利用者がいて、国境を越えて行うクロスボーダー取引額は1,185億ポンド(約238兆8012億円)にも上ります。また、日本ではワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社は関東財務局により、第一種・二種資金移動業者として認可されており、安心して利用できます。
また、Wiseでは100万円以上の海外送金が可能です。Wiseの為替レートでは、隠れた手数料が上乗せされていない「ミッドマーケットレート」が採用されているので、銀行などよりも低コストで海外送金することができます。
アプリなどオンライン上で簡単に海外送金を完結できるという点も魅力の一つです。Wiseのアプリは、App StoreやGoogle Playでも高い評価を受けていて、日本語サポートを含む24時間365日のカスタマーサポートにも対応しているので安心です。
海外赴任してから、海外で銀行口座を開設するには海外に引っ越してからは、海外で現地の口座を開設したいと思う人も多いでしょう。現地の口座があれば給与の受け取りや家賃・公共料金の支払いなどが便利にできます。ぜひ以下の口座開設記事を参考にしてみてくださいね。各国によって必要書類に違いもあるので、しっかり自分の行き先の国の銀行事情を調べておきましょう。
以下のページから各国で銀行口座を開設する方法をご確認いただけます。
海外口座の開設を検討している人は、先ほど紹介したWiseのマルチカレンシー口座を考えてみてもいいでしょう。
50以上の通貨を1つのアカウント内で管理でき、特に、ユーロ・米ドル・イギリスポンド・オーストラリアドル・ニュージーランドドル・シンガポールドル・カナダドル・トルコリラ・ハンガリーフォントのいずれかを受け取る予定のある人にオススメです。各国の口座情報を使って、手数料無料で上記の送金を受け取ることができます。
アカウント内に保有している通貨同士は、格安の手数料とリアルタイムの為替レートで自由に両替できます。
以上、「海外転居時に日本の銀行口座はどうなるのか?」という疑問を検証してきました。
多くのメガバンクでは海外に住所を移し、日本の非居住者となった後も、日本の口座を維持することができます。銀行の中には非居住者向けのサービスを提供しているところもあり、海外からでも一部のサービスを便利に使い続けることができます。どれも、出国数週間前に申し込む必要があります。
一方、多くのネット銀行(ソニー銀行を除く)では、海外に引っ越す場合は口座を解約する必要があります。どうしても口座を使い続けたい場合は、住民票を移さずに居住者のままであり続ける必要があるので注意が必要です。
日本にいながら簡単に現地の口座情報を取得したい人や、海外での滞在先から日本、日本から海外での滞在先への海外送金をする場合は、Wiseの利用も検討してみてください。Wiseではオンライン上で100万円以上の海外送金が可能となっています。

※本記事の情報は2025年9月9日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、口座をお持ちの銀行やその他の専門家にお問い合わせください。
ソース
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
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