Paypalはオーストラリアでも使える?海外送金する際の手数料や注意点も解説!
オーストラリアから日本へPayPal(ペイパル)で送金する方法を解説。実際の手数料や為替レート、送金時の注意点から、よりお得に送金できる方法まで詳しく紹介します。
「海外からの送金をゆうちょ銀行で受け取りたいけど、手数料はいくらかかるんだろう?」「送金人に何を伝えればいいのか、よくわからない…」
そんな悩みはありませんか?
この記事では、ゆうちょ銀行で海外送金を受け取る際にかかる本当の手数料(為替レートに隠れたコストも含む)、送金人に伝えるべき正確な情報、そして意外と知らない注意点を、誰にでも分かるように解説します。
さらに、仲介銀行手数料などを節約し、お得に海外送金を受け取る選択肢として「Wise(ワイズ)」についても紹介。海外送金の受け取りに関して、少しでも悩んでいる人はぜひ最後までご覧ください。
| Table of contents |
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銀行によっては、海外からの送金を受け取る際に受取手数料を徴収しているところもあります。ですが、ゆうちょ銀行では海外送金受取手数料は無料です。
しかし、これは完全に手数料なしで海外送金を受け取ることができるという意味ではありません。海外送金の受け取り時には2つの手数料が発生します。これらについて詳しく見ていきましょう。
送金先から一度ドイツ銀行を仲介して、そこからゆうちょ銀行の口座にお金が届く仕組みになっています。
送金元口座 → ドイツ銀行(ドイツもしくはアメリカ支店)→ ゆうちょ銀行の受取口座
この中継地点であるドイツ銀行が徴収するのが仲介銀行手数料(コルレス銀行手数料ともいう)です。受取人は送金額から仲介銀行手数料を引いた額を受け取ることになります。
通常10ドル(米ドル建て送金の場合)もしくは5ユーロ(ユーロ建て送金の場合)と定められています(100ドル以上、100ユーロ以上の送金を受け取る場合)²。それよりも少ない金額を受け取る場合の仲介銀行手数料は不明です。
| 関連ページ 💡 コルレス銀行とは?外国送金のわかりづらい手数料を徹底解説! |
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ゆうちょ銀行が受け取ることができる海外送金は、米ドル建てもしくはユーロ建てのいずれかです。送金額がゆうちょ銀行に届いたら、これが日本円に両替されて口座に振り込まれます。この際に使われるのはGoogleなどで検索したときに表示される実際の為替レートではなく、ゆうちょ銀行が独自に定めるレートとなっています³。
これは一体どういう意味なのでしょうか。具体的な例を見てみましょう。
例えば、実際の為替レートが1ドル=148円だったとしましょう。対してゆうちょ銀行の為替レートは為替手数料2円を含む1ドル=146円だとします。⁴
この場合、同じ500ドルを受け取ったとしても、日本円に換算した際に受取額が変わります。
【1ドル=148円の場合】500ドル=74,000円
【1ドル=146円の場合】500ドル=73,000円
(※上記はあくまで例であり、ゆうちょ銀行が定める為替レートは銀行に確認する必要があります)
つまりこの場合、1,000円分を為替手数料として支払っていることになります。為替手数料は一見すると気が付きにくいものですが、送金額を左右するものになるので注意する必要があります。
ゆうちょ銀行に限らず、銀行は一般的に為替手数料を上乗せした独自の為替レートを使用して海外送金を行っています。銀行での海外送金には、送金手数料や仲介銀行手数料だけではなく、為替レートにも手数料が含まれていることを理解しておきましょう。
海外からゆうちょ銀行の口座で送金を受け取るには、まずご自身の口座情報を正確に把握し、海外の送金人に伝える必要があります。
海外送金の受け取りに不可欠なのが、ご自身の口座情報です。ゆうちょ銀行の口座は「5桁の記号」と「最大8桁の番号」で構成されています。これらの情報は、以下の方法で簡単に確認できます。2
スマートフォンの「ゆうちょ通帳アプリ」で、いつでもどこでも口座情報を確認できます。3
海外の送金人に情報を伝える際も、アプリ画面をスクリーンショットしたり、テキストをコピーしたりできるので、間違いなく伝えられます。また、インターネットバンキングである「ゆうちょダイレクト」からでも同様に確認が可能です。
ゆうちょ銀行の通帳でも、すぐに確認できます。
通帳の表紙をめくった見開きのページを見てみましょう。口座名義人であるご自身の名前などと一緒に、「記号」と「番号」が印字されています。
キャッシュカードでも、口座情報の確認が可能です。
カードの表面に、「12345-12345678」のように5桁と最大8桁の数字が印字されています。これがあなたの口座の記号と番号です。
情報がまだ正しいかどうか、再度ご確認ください。
まずは、以下の情報を送金人に伝えましょう。情報が間違っていると送金が届かないなどのトラブルの原因になるので、しっかり確認することが重要です。4
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 仲介銀行名 Intermediary Bank | 米ドル(USD)受け取り Deutsche Bank Trust Company Americas NY ユーロ(EUR)受け取りDeutsche Bank AG Frankfurt |
| 仲介銀行コード Intermediary Bank BIC(SWIFT Code) | 米ドル(USD)受け取り BKTRUS33 ユーロ(EUR)受け取りDEUTDEFF |
| 受取人取引銀行名 Beneficiary Bank | Japan Post Bank |
| 受取人取引支店名 Branch | Head Office |
| 受取人取引支店住所 Beneficiary Bank Address | 3-1, Otemachi 2-chome, Chiyoda, Tokyo 100-8793, Japan |
| 受取人取引銀行コード Beneficiary Bank BIC (SWIFT Code) | 8桁の場合:JPPSJPJ2 11桁の場合:JPPSJPJ2XXX |
| 受取人取引銀行識別コード Beneficiary Bank CHIPS UID | 米ドル(USD)受け取り 427593 ユーロ(EUR)受け取り不要 |
| 受取人口座番号 Payee Account Number | 【総合口座への送金の場合】 記号(5桁)- 番号(最大8桁)すべてを記載。 例:11540-12345671 【振替口座への送金の場合】記号(5桁)- 数字(1桁)- 番号(最大6桁)すべてを記載。 例:00100-0-100001 |
| 受取人口座名義 Name of Payee Account Holder | 例:HANAKO YAMADA |
| 受取人住所 Payee Address | 例:4-2-8 Shibakoen, Minato-ku, Tokyo, Japan |
| 受取人電話番号 Payee Telephone Number | 例:090-123-4567 |
2025年9月18日時点の参照
これらの情報をもとに送金人が海外の銀行で送金手続きを行います。
ゆうちょ銀行では、口座に直接海外送金を受け取る方法に加えて、国際郵便為替を利用することもできました²。これは小切手による送金と似ており、現金を為替証書に換えて送付する送金方法です。海外からの郵便為替を受け取ったら、それを窓口に持参し、本人確認の上で現金を受け取ります。
しかし最近は国際郵便為替の廃止が進んでいます。例えば、国際郵便為替証書による外国あての海外送金は、2019年12月30日をもって全ての取扱いを終了しています。また、2020年6月30日をもって全ての国際郵便為替による払い渡しも終了しました。5
ゆうちょ銀行は2020年3月31日をもって、法人口座等による外国向け・外国来の国際送金の取り扱いを終了しました(ゆうちょダイレクト、窓口)。つまり、ゆうちょの法人口座では海外からの送金を受け取ることができません。6
ゆうちょ銀行で海外送金を受け取ることに関して不安な点や分からないことがあれば、以下に問い合わせましょう。7
【ゆうちょコールセンター】
ゆうちょ銀行で海外送金を受け取る際には手数料がかかります。しかしこの点「Wise(ワイズ)」を活用すれば、受け取り手数料を抑え、より多くの通貨で海外送金を受け取れる可能性があります。
そんな方におすすめなのが、海外送金に特化したサービスWise(ワイズ)です。海外送金におけるWiseの特徴は、以下の通りです。8~11
【Wiseアカウントの特徴】
Wiseを使えば、海外からの送金を驚くほど簡単に、そしてお得に受け取ることができます。主な受け取り方法は2つ。あなたの状況に合わせて使い分けてみましょう。
Wiseアカウントを開設すると、米ドル、ユーロ、英ポンドなど、主要10通貨以上のあなた専用の口座情報を無料で保有できます。これにより、その国に自分の銀行口座を持っているようなイメージでお金のやり取りが可能です。12
つまり、送金人はその口座情報を使って自国の銀行から国内送金をする感覚であなたにお金を送れるため、高額な海外送金手数料や仲介銀行手数料を支払う必要がありません。
口座情報の確認&送金依頼方法は以下の通り。
表示された口座情報をコピーし、メールやメッセージアプリなどで送金人にそのまま送るだけで、送金依頼が完了します。
Wisetag(ワイズタグ)とは、Wiseのユーザー同士で簡単にお金のやり取りができる、あなた専用のユニークなユーザー名(例:@waiko-yamada)のことです。長い口座番号を教える必要がなく、SNSのアカウント名を伝えるような手軽さで送金を受け取れます。13
相手もWiseユーザーである場合は、このWisetagを使うのが最もスピーディーで簡単です。WisetagはWiseアプリやサイト内の支払いセクションで確認・設定ができます。一度設定してしまえば、その後ずっと同じタグを使い続けられます。
送金依頼を行う際には、あなたのWisetagを送金人に伝えるだけでOKです。相手はWiseアプリであなたのタグを検索するだけで、すぐにお金を送れます。
また、Wisetagを使って自分専用の「支払いリンク」を作成することも可能です。金額を指定したリンクを送れば、相手はリンクを開いて支払うだけなので、さらに間違いなく送金を受け取れます。

この記事では、ゆうちょ銀行での海外送金受け取りについて解説しました。受取手数料は無料ですが、送金人に伝えるべき情報が多かったり、仲介銀行手数料やゆうちょ銀行の為替レートに含まれる「隠れコスト」で、最終的な受取額が減ってしまったりする可能性がある点に注意が必要です。
もし、お得に海外から日本へ送金を受け取りたいなら、Wise(ワイズ)を検討してみてください。Wiseの強みである手数料が上乗せされていない実際の為替レートと、透明性の高い手数料により、送金にかかるコストを抑えられます。ちなみに、Wise経由でゆうちょ銀行の口座で受け取ることも可能です。
Wiseを使ってゆうちょ銀行の口座で海外送金を受け取る方法は、2つあります。
特に後者は、送金人が国内送金と同じように手続きできるため、手数料をさらに抑えられる可能性があります。
海外送金の受け取り自体に直接課税はされませんが、そのお金の目的によっては所得税や贈与税の対象となる場合があります。例えば、海外での給与や事業収入は「所得」として確定申告が必要です。また、年間110万円を超える「贈与」には贈与税がかかる可能性があります。14
ゆうちょ銀行で海外からの送金を受け取る際に、明確に定められた限度額はありません。ただし、送金に関する限度額は存在します。(100 万円未満/回・200 万円以下/日・500万円以下/月)15 また、高額な送金の場合は法律に基づき、銀行が送金の目的などを詳しく確認します。そのため、追加の書類提出を求められたり、入金までに1ヶ月以上かかったりすることがあるため注意が必要です。大きな金額を受け取る予定がある場合、事前にゆうちょ銀行へ相談しておくと安心です。
*最新の手数料に関する情報は、お住まいの地域の利用規約およびサービスの利用条件をご確認いただくか、Wiseの手数料ページをご覧ください。これは一般的な情報提供を目的としたものであり、Wise Payments Limitedまたはその子会社、関連会社による法律、税務、その他の専門的なアドバイスを意味するものではありません。また、ファイナンシャルアドバイザーやその他の専門家によるアドバイスの代わりになるものではありません。
当社は明示的または黙示的にかかわらず、この内容が正確、完全または最新であることを表明または保証しません。
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