スウェーデンの所得税率は高い?計算方法を事例付きでわかりやすく解説
スウェーデンへの移住やワーホリを考えているけれど、「税金が高いって本当?仕組みが複雑そうで不安…」といった悩みを抱えていませんか?
この記事では、スウェーデンの所得税について、居住者・非居住者別の税率から具体的な計算方法、意外と知られていない外国人向けの減税制度まで、移住前に知っておきたい情報をわかりやすく解説します。
さらにスウェーデンを始めとした海外での暮らしで大活躍する「Wise(ワイズ)」もご紹介。税金に関する漠然とした不安を解消し、安心して新生活の準備を進めましょう。
日本円(JPY)をスウェーデン・クローナ(SEK)に両替した時の現在の換算レート(by Wise)🇸🇪
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※本記事の情報は2025年8月31日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確または、最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、フィナンシャルアドバイザーやその他の専門家にお問い合わせください。
スウェーデンの所得税制度の基本情報
スウェーデンで個人が納める所得税は、主に「地方税(Kommunalskatt)」と「国税(Statlig inkomstskatt)」の2種類で構成されています。1
- 地方税:居住している自治体に納める税金。
- 国税:所得が国の基準額を超えた場合にのみ課される税金。
スウェーデンに短期滞在するなどの条件を満たす人には、「SINK」と呼ばれる非居住者向けの所得税制度が用意されています。2
スウェーデンの所得税率
スウェーデンの所得税率は、居住者と非居住者に分かれています。
| 対象者 | 税率 | |
|---|---|---|
| 居住者 | スウェーデンに居住し、納税義務がある人 | 地方税:約32.41%(自治体により変動) 国税:20% ※年間所得が625,800SEK(約980万円)を超える金額のみ |
| 非居住者(SINK適用) | 滞在6ヶ月未満の労働者や年金受給者など | 一律25% |
(2025年8月31日現在、1 SEK = 15.76 JPYのレートにて計算)
居住者の所得税率
スウェーデンの居住者とみなされる場合、所得税は「地方税」と「国税」の2段階で課税されます。
- 地方税(Kommunalskatt)の税率3:住んでいる自治体によって税率が異なります。2025年の全国平均税率は約32.41% です。これは所得額にかかわらず、課税所得全体に対して一律で課されます。
- 国税(Statlig inkomstskatt)4:国税は、所得が高い人のみが対象です。2025年の場合、課税所得が年間625,800スウェーデンクローナ(SEK)(約980万円)を超える場合に、その超過分に対してのみ20%の税率が適用されます。
非居住者の所得税率
スウェーデンでの滞在が6ヶ月未満の場合など、特定の条件を満たす非居住者には「SINK(非居住者のための特別所得税)」という制度が適用されます。これは所得の種類にかかわらず一律25% の税金が源泉徴収されます。手続きが簡素化され、確定申告が不要になるというメリットがあります。
スウェーデンへのワーホリ滞在者の所得税率
スウェーデンに滞在するワーキングホリデー(ワーホリ)の所得税は、滞在期間によって扱いが変わるのが一般的です。つまり、ワーホリ独自の税制度はなく、あくまで居住者か非居住者の分類によって税率が決定します。
- 滞在が6ヶ月未満の場合:多くは「非居住者」とみなされ、SINK(一律25%)の対象となります。
- 滞在が6ヶ月以上の場合:税法上の「居住者」とみなされ、地方税と国税(所得による)が課されます。5
どちらの制度が適用されるかは個々の状況によるため、事前にスウェーデン税務庁(Skatteverket)で確認することをおすすめします。
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スウェーデンの減税制度
スウェーデンの減税制度には、主に以下のものがあります。
- 外国人専門家向けの税制優遇
- 基礎控除
- 勤労所得税額控除
なお、現在のスウェーデンには相続税、富裕税(個人の資産に課される税金)などはありません。これらはすべて廃止されています。1
外国人専門家向けの税制優遇
海外からの専門家や研究者、高所得者などを対象とした優遇制度です。6
- 減税内容:給与などの所得の25%が非課税になる。引越し費用や子供の学費なども非課税対象。
- 適用期間:就労開始から最長7年間。
基礎控除
基礎控除(Grundavdrag) は、全納税者が対象の基本的な所得控除です。所得額に応じて課税対象額が減額される仕組みです。7
勤労所得税額控除
勤労所得税額控除(Jobbskatteavdrag) は、給与所得がある人が対象で、税額から給与額に応じた割合が控除されます。66歳以上の場合は定率・定額制です。8+9
スウェーデンの所得税の計算方法
スウェーデンの個人所得税における手取り額は、単純に「給与から税率をかける」だけでは計算できません。いくつかの控除を差し引いた金額に対して税金が計算され、そこからさらに税額控除が適用されます。具体的な計算方法は以下の通りです。10
- 総支給額(額面の給与)から基礎控除などを差し引き、税金の計算対象となる課税所得を算出します。
- この課税所得に対して、地方税と国税(高所得者の場合)の税率をかけて税額を計算します。
- 計算された税額から、勤労所得税額控除などを差し引きます。
- 最終的に残った金額が手取り額となります。
つまり、「手取り額 = 総支給額 −(各種税金)+(税額控除)」 というイメージです。実際に、年間の総支給額が480,000SEK(約755万円)のケースを例に計算してみましょう。9+11
| 金額(SEK) | 補足 | |
|---|---|---|
| 年収(総支給額) | 480,000 | 月収40,000 SEK × 12ヶ月 |
| 控除項目(Other) | -2,136 | 各種控除 |
| 地方税(Municipal tax)例:ストックホルム | -138,996 | 地方・地域税 |
| 総税額(Total tax) | -141,132 | 実効税負担額 |
| 年間手取り額(Net pay) | 338,868 | 最終的な手取り |
| 月額換算手取り | 約28,200 | 338,868 ÷ 12ヶ月 |
※上記は一般的な計算例です。正確な金額を知りたい場合は、スウェーデン税務庁(Skatteverket)のウェブサイトなどで確認することをおすすめします。
スウェーデンのタックスリターン制度について
タックスリターンとは、1年間の所得を申告し、最終的な納税額を確定させるための手続きで、日本で言うところの「確定申告」を指します。
スウェーデンでは、毎月の給与からあらかじめ概算の所得税(源泉徴収税)が天引きされています。タックスリターンでは、この天引きされた税金の合計額と、年間の総所得から計算される本来納めるべき税額を比較します。
- 税金を払いすぎていた場合:差額が還付されます。
- 税金が不足していた場合:差額を追加で納税します。
申告が必要な人と不要な人
基本的に、スウェーデンで所得を得た居住者はタックスリターンを行う必要があります。13
ただし、非居住者向けの特別所得税であるSINK(一律25%課税)の適用を受けている人は、原則としてタックスリターンを行う必要はありません。ただし、以下の場合は申告義務が生じます。14
- 通常の居住者として課税されることを選択した場合
- SINK対象所得以外にスウェーデン国内に他の収入(不動産収入など)がある場合
申告の時期と方法
スウェーデンのタックスリターンは、前年(1月〜12月)の所得について、翌年に行います。15+16
- 申告時期:申告書の提出は、例年3月中旬から開始されます。
- 申告期限:通常、5月2日が最終提出日です。
- 申告方法:申告は、スウェーデン税務庁(Skatteverket)の電子サービス(ウェブサイトやアプリ)を利用するのが一般的です。事前に税務庁が計算した申告書が送られてくるので、内容を確認し、変更がなければ承認するだけで完了する場合もあります。
スウェーデンへの移住や生活費をお得に節約できる:Wise(ワイズ)

スウェーデンでの就職や移住を準備する際には、所得税だけでなく、現地での生活費や日本との送金など、お金の管理も悩みの種でしょう。特に、日本の銀行からスウェーデンへ生活資金を送金したり、スウェーデンで得た給与を日本へ送ったりする場合、銀行の各種手数料により、多額のコストが発生するケースも少なくありません。
そんな国際的なお金の悩みを解決するのが、「Wise(ワイズ)」です。Wiseは、スウェーデンで生活する日本人にとって、非常に便利かつ実用的なツールになります。17~20
【Wiseアカウントの特徴】
- 多通貨での送金に対応:140か国・40通貨以上の送金に対応しています。
- 最適な為替レート:上乗せコストのないリアルタイムの為替レートで取引を行うことが可能です。
- 明瞭な手数料:送金額と受取額が最初に確認でき、予期していない手数料がかかる心配もありません。
- 瞬時の送金:Wiseでの半数以上の海外送金が20秒未満で完結します。
- 簡潔な操作:パソコンやスマートフォンで完結。銀行に足を運ぶ必要はありません。
- バーチャルカードも発行可能:Wiseアカウントでバーチャールカードを作成することで、オンラインでの決済などに利用できます(発行料も無料)。
- 8種類以上の現地口座情報:アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、シンガポールを含む8ヶ国以上の現地口座情報が取得可能。これにより、滞在国内での送金もよりお得に。
- 高額での保有ができる:日本円換算で合計100万まで複数通貨を保有、最大2,000万円まで引き上げが可能です(金額の引き上げについてはこちらのページを必ず確認してください)。
- 高額送金も可能:一度に100万円超の送金ができ、最大1億5000万円まで送金可能です(別途書類をお願いする場合があります)。
- 日本国内の資金移動業者として登録・認可:ワイズ・ペイメンツ・ジャパン株式会社は、第一種・第二種資金移動業者として関東財務局から登録・認可を受けているので、安心してご利用いただけます。
- 日本語スタッフによるカスタマーサポート:質問や問題がある場合は、カスタマーサポートスタッフに日本語で相談できます。
Wiseは、為替レートに手数料を上乗せしないミッドマーケットレートを採用しています。透明性の高い格安な手数料で、日本とスウェーデンとの生活資金の送金コストを大幅に節約できます。日本円とスウェーデン・クローナ(SEK)を一つのアカウントで管理でき、他の通貨への両替もアプリで瞬時に可能です。
Wiseのデビットカードを使えば、アカウント内のスウェーデン・クローナをそのまま使って、現地での買い物やATMでの現金引き出しが可能です。MasterCard対応のお店であれば、両替手数料を気にせず、支払いできます。
スウェーデンへの移住準備から現地での生活、ヨーロッパ旅行など、Wiseはあらゆる場面で国境を越えるお金のやり取りをリーズナブルかつ、シームレスにしてくれます。
まとめ
この記事では、スウェーデンの所得税制度について解説しました。要点をまとめると以下の通りです。
- スウェーデンの所得税は、主に地方税と国税の2種類がある。
- 税率は居住者か非居住者かによって異なる。
- 外国人専門家向けの税制優遇など、税負担を軽減する制度も存在する。
- 居住者は年に一度、タックスリターンで税金の過不足を精算する。
スウェーデンでの生活を始めるにあたり、国際送金や現地でのお金の管理は避けて通れません。この点、海外利用に特化した「Wise(ワイズ)」を活用することで、手数料を節約できるため、ぜひ一度検討してみてください。
スウェーデンの所得税に関するよくある質問
なぜスウェーデン国民は高い税負担を受け入れているのですか?
スウェーデンの人々が高い税負担を受け入れているのは、その見返りとして非常に手厚い社会保障サービスを受けられると実感しているためです。教育費(大学院まで無料)や医療費(20歳まで無料)、充実した失業保険や育児支援といった形で、生活に還元されることへの信頼が根付いています。
スウェーデンと日本の税率はどちらが高いですか?
OECD統計によると、税・社会保険料負担率はスウェーデン41.5%、日本32.6%、OECD平均34.9%で、スウェーデンがやや高めです。スウェーデンの個人所得税における最高税率は52%で、付加価値税の25%も日本より高い傾向にあります。ただし、その分社会保障が手厚く、教育(大学まで無料)や医療が充実しています。個人の所得水準やライフスタイルによって、実質的な負担感は変わってきます。
ワーキングホリデーで働いた場合の税金はどうなりますか?
ワーキングホリデーでの個人所得税は、スウェーデンでの滞在期間によって扱いが変わることが一般的です。6ヶ月未満の滞在であれば、多くの場合「非居住者」とみなされ一律25%の税率(SINK制度)が適用されます。滞在が6ヶ月以上の場合は、税法上の「居住者」として、通常の地方税などが課されます。詳しくは、本記事の「スウェーデンの所得税率」をご確認ください。
スウェーデンの銀行口座がなくても、Wiseで給与は受け取れますか?
Wiseではスウェーデン・クローナ(SEK)の残高を保有・管理ができます。ただし、個人専用のスウェーデンの銀行口座情報(IBAN)を発行できないため、雇用主がWiseへの給与振込に対応できるかどうか次第で、Wiseで給与が受け取れるかどうかは変わる。対応可能であれば、Wiseを活用することで、現地口座なしで給与を受け取れます。さらに、Wiseデビットカードを使って、受け取った給与から各種支払いや、日本への送金も可能です。

※本記事の情報は2025年9月8日時点の情報を参照しています。そのため、この内容が正確または、最新であることを表明または保証しません。また、本記事の内容は、あくまで参考情報として作成されています。専門的な意見・アドバイスが必要とされる場合、フィナンシャルアドバイザーやその他の専門家にお問い合わせください。
ソース
- Taxes in Sweden
- SINK – special income tax for foreign residents | Skatteverket
- Local tax rates. Year 2000 - 2025. PxWeb
- Sweden – Changes to Price Base Amount and Income Tax Rates
- Taxation of international executives: Sweden
- About tax relief - Forskarskattenämnden
- Grundavdragstabell - ej förhöjt grundavdrag
- 2013 Taxes in Sweden
- Teknisk beskrivning
- Examples, Tax calculation income Year 2025 and 2024
- 40 000 kr income tax calculator 2025 - Stockholm - salary after tax
- Stockholm Municipality – facts & statistics on taxes and economy
- Vem ska deklarera? | Skatteverket
- Särskild inkomstskatt för personer som arbetar i Sverige och bor utomlands / Special income tax if you work in Sweden and resi
- Datum för deklarationen 2025 | Skatteverket
- Deklarera 2025 | Skatteverket
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